gooブログはじめました!散歩写真の達人 石ちゃんのフォトエッセイ ーーー30年の私写真散歩 少しずつお見せしましょう。

「東京原色図鑑」散歩とスナップ写真1万点。
80年代の東京も。大好きな写真家に、濱谷浩、石元泰博、森山大道氏等。

カメ漫だらだら石ちゃん散歩写真 20

2012年11月25日 | 散歩 余暇 趣味 健康 デジカメ
よく街で大きいトラックを見かけることはありませんか?トラックの大きな荷台のわきには、歌手や音楽バンドの名前と洒落たイメージとがデカデカと描かれていたりする。

大昔は、ぼくが子供だった時代、1960年代には、街の大きな体育館や、もう少し前の時代には、映画館が音楽コンサートの会場になった。音楽コンサートといっても、シュウベルトやベートーベンの音楽を聴きましょうということはあまりなく、労働者や市民が、疲れた身心を癒すのに楽しんだ音楽は歌謡曲だった。流行歌、とか歌謡曲の全盛時代に娯楽も少なくテレビの放送もまだ一般的に広まる以前の時代、歌謡曲の歌手がやってきて、街の何処かでコンサートでも開くとなった日には1ヶ月も前からワクワク、子供でもそうだった。

歳末の大売り出しの1等商品が、歌謡曲のコンサートの招待状などという時もあったっけ。

今のように、若者のコンサートというと、ステージはあらゆるアンプなどの機械が並びライティングにも凝った演出がなされ、歌手はマラソンランナーのように体力勝負のようなステージとなり、観客もだだっ広い体育館のようなところに押し込められ、数千円も取られた上に入り口でボデイチェックを受けたり、出口でケータイのストラップやTシャツを買わされる、という風な音楽コンサートとちょいと違うのが普通でした、昔の歌謡曲のショーというやつは。何しろ、フルバンドが入り、司会者がいて、盛んに歌手の歌う歌を7・5調の名調子で盛り上げるんですね。ついでに言いますと、今お笑い司会業で大人気の綾小路きみまろさんも森進一や小林幸子の司会をやっていた人だそうで。(小林幸子さん、頑張れ、負けるな、とエール) とにかく聴くものは音楽をじっくり聴いて楽しんだ、今のようにまるでデイスコに行ったようにみなさん総立ちで踊り狂うというアホな風景は見られませんで、椅子に座ってじっくり歌の世界に浸って、派手な歌手のステージ衣装を時に見て、ライブのショーを楽しんだ、これが音楽、歌謡ショーだったわけです。それを、町内の歳末大売り出しの1等商品であった時代もあったということを申し上げているわけなんです、果たして虚気乱舞の8000円の今ドキライブとしんみり、カヨウショーとどちらが音楽を心から楽しんでいるコンサートなんでしょうか?音楽を楽しむのにいろんな聞き方はあっていい、でも総立ちという状況が許せない、とおじさんは思うわけなんです。音楽って、感動した時は拍手すらするのも忘れてしまうなんてありませんか。ジーンと心にしみる時にはあり得ると思うのです。それが、付和雷同みんなで立ってしまったら、ステージも見えないじゃあありませんか。多用な楽しみ方を認めてくださいな。大昔、セシルテーラーというフリージャズの大御所の完璧なステージを見て、しまいにはピアノを離れて踊ってしまったという凄いコンサートを見たという友人が言っていました。あまり凄いんで、何故か笑ってしまったよと。残念ながらぼくは不幸にも見られませんでしたが、最高のパフォーマンスに出会えた友を羨ましいと思ったものです。
追申 音楽コンサートって、最近高すぎるとも思うのですが、いかが?歳末大売り出しの景品だった頃には、音楽コンサートってもう少し手頃な値段でいけたような気がしてしょうがないのですが。



エッセイ 石郷岡まさを



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1 コメント

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念のために、正確を期して・・・ (カメ石)
2020-10-01 19:43:49
みんな総立ち、踊り狂うのは、
あれは、昔はやった、ディスコでしょうね。

音楽とはちょっと違うと思います。

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