まさおレポート

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「近世数学史談」 高木貞治著 読書メモ

2013-07-08 | AIの先にあるもの
2013/7/4 初稿 2015/07/21 追記 電気通信工学を学んだのでラプラス変換やフーリエ級数、ポアソン分布などは耳になじみがある。これらの数学の天才たちのほかにガウスやガロア、アーベルなども名前とともに業績もうっすらと記憶に残っている。あらためてこの名著でその天才たちに接した。数学そのものは理解できないがそのエピソードは興味深い。   なによりも切り刻まれざる時間が必要 . . . 本文を読む

AT&Tの電波天文学への貢献

2011-04-28 | AIの先にあるもの
AT&Tは1925年にウェスタンエレクトリック社と合併したのちニュージャージー州にベル研究所を設立した。通信の実際的な研究は勿論の事、「第一級の学術的な研究を行うことにより、好奇心と言う文化を育み、大学との架け橋になれば、それがいずれは商業的な利益にもつながっていくというものだ。」というポリシーを掲げ、6個のノーベル物理学賞11人の受賞者を輩出していることはつとに有名である。例えば。 1 . . . 本文を読む

「自己」と円周率π

2008-02-05 | AIの先にあるもの
宮本啓一氏の著作を読んでいると「無限後退」という言葉がよく出てくる。彼はインド哲学を専門とする学者なので、古代インドの思想についてふれると必然的に「自己」はあるや否やという大問題にふれることになる。この問題を巡って延々と古代思想家は議論をしてきたと言うことで、インド哲学の根幹にふれる問題だと言うことはわかる。自己があるという説の自己とは日常で使う自己とは意味が異なる。この場合の自己とは五感などを感 . . . 本文を読む