モロッコ紀行
宮本正男
目次
はじめに
マラケシュ
ジャマ・エル・フナ広場
ベリーダンス
イブサンローランの別邸
食べ物
街の風景
フェズ・メクネス
ボルビリス
ロバ
ゼリージュ(モロッコタイル)
幾何学模様
アイット ベン ハドゥ
アトラス越え
アガディール
リッサ . . . 本文を読む
モロッコ紀行
宮本正男
この背の高い老人がバンドのリーダーでジャジューカ風の音楽を演奏する。推定70くらいで片目は見えないが一晩中精力的に演奏する。ときどき飛んでみせる。リッサニから砂漠を車でやってきて夜演奏し翌朝帰っていく。この老人は特別背が高く10等身に見える。
サハラ砂漠 . . . 本文を読む
モロッコ紀行
宮本正男
目の前に広がる砂漠の風紋。風が作り出す鋭い稜線は大地が持つ長い歴史の年輪のようだ。ここがかつて海の底であったことを思うと、無限に広がる砂の波も、どこか懐かしさを帯びてくる。風に運ばれ、ゆっくりと形を変える砂丘のふもとには、アンモナイトの化石を売る商人たちが . . . 本文を読む
モロッコ紀行
宮本正男
18年前モロッコでの自画像的ショットです。モロッコ紀行を編集していてなんと懐かしい。
壮麗な門を背にして広がる光景は、人々のエネルギーに満ち溢れている。絢爛たる装飾が施された門は、その美しさで訪れる者を圧倒するが、それ以上に目を引くのは門 . . . 本文を読む
モロッコ紀行
宮本正男
モロッコ紀行を編集していたら携帯電話の元祖を発見した。
ガラスケースの中に展示された1910年製の手動電話機は、その古びた革ケースと金属部品が時の重みを感じさせる。小型で持ち運び可能な形状は、野戦通信や遠隔地での連絡手段として使用され . . . 本文を読む
モロッコ・カスバ街道 白のかぶりものにオレンジのジュラバ、モロカンブルーの空、ダークベージュの塀に見とれる。
「何をながめているの」
「オアシスの景色よ。仕事が終わるといつもここにくるの。ここに座っているだけで気持ちが落ち着くの」
バリ・クタビーチ マッチョなオーストラリア人青年と超グラマラスな女性がビーチ・テニスで遊んでいる。
「おっと」
「しまった」
「ほれ」
「ああ、や . . . 本文を読む
2003年12月にスイスのジュネーブでの国連ITU主催の催しに参加し、次いでチュニジアのカルタゴを訪れた。以下はカルタゴ紀行1 2015年稿の加筆版です。
カルタゴとカルタフェが頭の中で結び付かなかった。それくらいの知識でチュニジアに出張した。向かう機中でお隣の席の同行者にローマ史に詳しい方がいた。ハンニバルのアルプス越えや象の大群をひきつれて山脈を越えようとしたこと、象は途中でほとんどが死 . . . 本文を読む
チュニジアのキリム。
チュニスの絨毯屋。
チュニスのとある店で絨毯を織る女性。
ローマ時代のハドリアヌス水道橋。
ローマ水道は20kmから91kmと計11本ありローマ以外も含めるとこのハドリアヌス水道が最も長く141km。
ハムダ・パシャ・モスクの塔。チュニス メディナ ジトウナタワー モスクミナレット
チュニスの旧市街メディナのスーク(市場 . . . 本文を読む
人込みで賑わうメクネスのマンスール門前。
タルーダント ロバで散策する。このロバは母親で子供がつながれている場所までくると気になって仕方がないらしくこのおじさんの意向に従わず盛んにそちらに向かおうとする。
ボルビリスへの道すがら小花が咲き乱れる。
マラケシュの医院でねん挫した足のレントゲンに見入るつれあい。
スーク エル・バリの入り口にあるブージュルード門。 . . . 本文を読む
モロッコの代表的色彩は何かと問われるとマラケシュの赤が浮かぶ人が多いだろう。わたしはむしろラピスラズリあるいはウルトラマリンと呼ばれるブルーではないかと感じている。モロッコにあるイブ・サンローラン邸宅跡の公園にはこのウルトラマリンが多用されている。ウルトラマリンは貴重な色で昔から金より高い顔料とされてきた。
ツタンカーメンのマスクの縞模様はラピスラズリ。
http://blog.liv . . . 本文を読む