まさおレポート

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カンボジア紀行 3 トレンサップ湖

2024-10-09 | 紀行 シンガポール・マレーシア・カンボジア・タイ・ベトナム・中国・韓国
トレンサップ トンレサップ湖は、東南アジア最大の淡水湖であり、カンボジアの生活と文化において重要な役割を果たしている。乾季には、その広大な面積はおよそ2,500平方キロメートルにまで縮小し、琵琶湖の約4倍の大きさになるが、雨季にはメコン川の逆流によって面積が約6倍に膨らみ、16,000平方キロメートルに達する。この大規模な水の循環は、湖周辺の人々の生活を支え、豊かな魚介資源や農業用水としての恩恵 . . . 本文を読む

カンボジア紀行 2 バンテアイ・スレイ寺院

2024-10-08 | 紀行 シンガポール・マレーシア・カンボジア・タイ・ベトナム・中国・韓国
バンテアイ・スレイ寺院の門の石枠を通して見た景色がフレームに収められてる。 背景には、長い参道のような通路がまっすぐに伸びており、その両側には等間隔に石柱が立っている。これらの柱は、バンテアイ・スレイ寺院特有のもので、かつては神聖な空間への道筋を示す役割を果たしていたものと思われる。石柱の先には寺院の建物が見える。 バンテアイ・スレイ寺院の窓格子(バラスター)で石で彫られた縦長の柱状の . . . 本文を読む

カンボジア紀行 1 アンコールワット&アンコールトム

2024-10-07 | 紀行 シンガポール・マレーシア・カンボジア・タイ・ベトナム・中国・韓国
18年前のアンコールワット紀行を回想した。なお、アンコールワットとアンコールトムをひとまとめにしてアンコールワット紀行としている。アンコールワットは寺院でアンコールトムは王宮の意だ。 アンコール朝の中興の祖ジャヤーヴァルマン7世がチャンパに対する戦勝を記念して12世紀末ごろから造成に着手した。石の積み方や材質が違うことなどから、多くの王によって徐々に建設されていったものであると。建造物部分に仏像 . . . 本文を読む

ベトナム紀行 4 メコンデルタ

2024-09-30 | 紀行 シンガポール・マレーシア・カンボジア・タイ・ベトナム・中国・韓国
ダナン周辺には、かつてのフランス植民地時代やベトナム戦争の名残である要塞や砲台跡が点在して残っている。 ハイヴァン峠(Hai Van Pass)にある砲台跡。ハイヴァン峠は、ベトナム中部にあるダナンとフエを結ぶ山岳地帯の峠で、標高500メートル以上の高さに位置している。 ベトナムは19世紀末から20世紀半ばまでフランスの植民地であり、フランス軍はこの地域の防衛を強化するために砲台や要塞を建 . . . 本文を読む

ベトナム紀行 3 フエ皇宮

2024-09-28 | 紀行 シンガポール・マレーシア・カンボジア・タイ・ベトナム・中国・韓国
蒸し暑いベトナムの午後、寺院の前には一人の旅行者とガイドが立っていた。旅行者は白い帽子を手にし、首に巻かれた黒いストールが軽く風に揺れている。彼の表情には、神妙さが浮かぶ。 背後には赤い柱と漢字が描かれた額縁が掲げられ、寺院の穏やかな静寂がそのまま空間に満ちている。大きな青銅の香炉が二人の間にあり、その古めかしい佇まいは、この場所に長い年月を感じさせた。 ガイドは白いシャツで、礼儀正しい表 . . . 本文を読む

ベトナム紀行 2 カイディン帝陵

2024-09-27 | 紀行 シンガポール・マレーシア・カンボジア・タイ・ベトナム・中国・韓国
川のほとりに立つレストランから眺めるトゥボン川の風景は、ベトナム中部の穏やかな時間を映し出している。水面は、遠くホイアンの街並みを経て、ゆっくりと南シナ海に注いでいく。風に揺れるバナナの木の葉音や、川辺の竹のざわめきが、静けさの中に自然のリズムをもたらす。 ランタンの明かりが吊るされたテラスの上で、濃い緑に包まれた川岸の風景は、一見、のどかで牧歌的だ。しかし、ここにはベトナムの長い歴史の . . . 本文を読む

ベトナム紀行 1 ミーソン遺跡

2024-09-26 | 紀行 シンガポール・マレーシア・カンボジア・タイ・ベトナム・中国・韓国
ミーソン遺跡は、仏教、ヒンドゥー教、イスラム教の交代が相次ぎ、多くの未だ解明されていない歴史を秘めた場所である。ポル・ポト政権下で行われた大虐殺により、この地域に住んでいたチャンパ族は60万人から13万人にまで減少するという凄惨な歴史を持つ。それと共に多くの遺跡も失われた。ミーソン遺跡は、5世紀頃からインドネシアとの交流があり、おそらくバリのヒンドゥー教とも繋がりがあったのではないかと考えられ . . . 本文を読む

ミーソン紀行

2024-04-09 | 紀行 シンガポール・マレーシア・カンボジア・タイ・ベトナム・中国・韓国
2024-04-9追記 ミーソン遺跡は仏教、ヒンドゥ、イスラムの交代が相次ぐ舞台で多くの未だ解明されていない歴史が秘められた場所だ。ポルポトの大虐殺でこのあたりのチャンパは60万人が13万人まで減ったという凄惨な歴史を持っている。これにより多くの遺跡も失われた。5世紀頃からインドネシアとの交流もあり、おそらくバリのヒンドゥとも繋がっているのではないか。解明される日が待たれる。 2013-12- . . . 本文を読む

ボロブドールの回廊 実在した釈迦か久遠成道の釈迦か

2024-04-02 | 紀行 シンガポール・マレーシア・カンボジア・タイ・ベトナム・中国・韓国
初稿2007-04-12 追記2024-04-02 初稿の疑問は南伝仏教(今では小乗という蔑称は使わない)と北伝仏教(大乗仏教は今でも使われているがやはりおかしな言葉。)の違いによるものと理解した。 南伝にはいわゆる大乗は伝わらなかった。つまり大乗は南伝当時には未だ成立していなかったから。シルクロードが確立してのちに三蔵法師たちがインドの西まわりで険しい地形を超えて中国に仏教を伝えたがこの頃に . . . 本文を読む

アンコールワット紀行

2024-03-27 | 紀行 シンガポール・マレーシア・カンボジア・タイ・ベトナム・中国・韓国
18年前のアンコールワット紀行に追記した。なお、アンコールワットとアンコールトムをひとまとめにしてアンコールワット紀行としている。アンコールワットは寺院でアンコールトムは王宮の意だ。 アンコール朝の中興の祖ジャヤーヴァルマン7世がチャンパに対する戦勝を記念して12世紀末ごろから造成に着手した。石の積み方や材質が違うことなどから、多くの王によって徐々に建設されていったものであると。建造物部分に仏像 . . . 本文を読む

ベトナム紀行

2024-03-12 | 紀行 シンガポール・マレーシア・カンボジア・タイ・ベトナム・中国・韓国
古いアルバム(18年前)からベトナムの思い出を何枚か選んでみた。 細い板を踏んで籾殻を陸に運ぶ若者 バランスを少しでも崩したら大変だ 籾殻はレンガを焼く燃料になる。 ベトナムの古刹 いかにもベトナムな池でバリでもなくまして日本でもない色に 弁髪というのかな ベトナムの小僧さんたちの髪型が シュロ 春巻きの皮が見事だ こんなに薄く伸ばすには修練が ベトナム戦 . . . 本文を読む