プロローグ
2011年3月11日の悲劇が、自然という猛威を介しての神様が人間に与えた戒めだと受け入れることにしよう。
でも神様は一つだけ、間違っている。
それは、人間や全ての生命がただそれに悲しみ、打ちひしがれ、ただ涙するだけでないということである。
今年もあと数時間になりました。
悲しみの中に、わずかばかりの愛を、愛を伝えたくて、今日の日を迎えることができました。
愛と振り返る、2011年の後半の始まり・・・。そして、2011フィナーレの幕開けです。
足利の8月もお盆を過ぎる頃には、もう秋の気配。
でも、今年も足利は残暑が厳しかったです。そして、それでも季節は確実に秋に向かってました。渡良瀬川の河原では、あっという間に夜を迎えるようになりました。
残暑が残る渡良瀬川の河原。
トントン愛ちゃん。
今年市制90周年を迎えた、栃木県足利市。
NHKラジオ体操みんなの体操会も愛の家のすぐ近くの足利市総合運動公園陸上競技場に来たね、愛。
愛はやはり恐がりました。端で体操を見つめる、愛。
9月には遅滞台風の台風12号の影響で、渡良瀬川中橋も見たことのないような光景になりました。中橋の橋げたを叩きつける濁流。
愛、恐怖のホームセンターのカートに乗れました。良く頑張ったね、愛。
今年も秋にカイカイに悩まされました。足利の柴のお友達もみんあカイカイに苦しめられました。来年こそ、ダイモン父さんと足利柴犬カイカイ対策委員会として原因を追及します
。
9月23日の秋分の日には、東京都にある皇居に行きました。
皇居の壕には、全国の県花が埋め込まれています。栃木県の県花であるヤシオツツジの前で記念の写真も撮りました。
皇居の濠を泳ぐ、つがいの白鳥。
東京都千代田区の大手町の官公庁とオフィス街。
このビルの向こうに東京駅があります。
愛と気象庁で記念撮影もしました。
皇居の壕はすごいね、愛。
群馬県みどり市のひまわり畑。
秋の ひまわりは太陽に向かって元気に咲いていました。
埼玉県越谷市にある、越谷レイクタウンにも行きました。
レイウクタウンアウトレットと愛。
記念の写真も撮りました。
アウトレット内は、愛も入れました。愛もOKな場所で、ランチしたね、愛。
越谷レイウタウンに隣接した大きな池。
愛を連れて散策すると、そこには・・・。
宝石の輝きの湖がありました。
足利市民にとって越谷は、なじみのある町。
浅草から東武伊勢崎線に乗り足利に帰るとき、越谷、春日部あたりにくると、足利とは違う風景だけど、なぜか安心します。東武伊勢崎線は、草加、越谷、春日部で下車する埼玉県の人が多く、故郷へ向かう栃木県足利、群馬県館林、太田、桐生、終点の伊勢崎の人だけが電車に少しずつ残っていたからかもしれません
。
東武伊勢崎線越谷駅周辺の市街のイメージがあった越谷。
越谷レイクタウンには、記憶されていたイメージと違う越谷がありました。
越谷レイクタウンは素晴らしい場所でした。
そこに行くと、必ず宝石のような輝きの湖があなたを待ち、そしてあなたは、必ずや宝石を見つけることでしょう。
秋も深まったにもかかわらず、渡良瀬川でトレーニングに復帰できない女傑。カイカイは直ったものの、涙やけがなかなか回復しませんでした。
自宅の庭で、愛パパと軽く調整程度でした。それでも、気合いの女王ぶり。
10月上旬、ドックカフェ・アニスで、渡良瀬川のお友達であるタロ君(ゴールデン・レトリーバー)に会いました。愛を始め、河原のお兄さん的存在で、いつも穏やかに笑っていたタロ君でした。この写真の10日後、タロ君は天使になって、虹の橋に旅だってしまいました。お友達で会ったのが愛が最後だそうです。こんな元気だったのに。
愛は初めて、渡良瀬川の河原の大切な友達を失いました。
ありがとう、タロ君。安らかに。
親戚のユリちゃんの誕生日の頃になると、愛の親戚との出会いがたくさんありました。
福岡のユリちゃん、北海道の琴ちゃん、埼玉の右善君。
さくらちゃんも加えて、現在8人の「あさがお会」ですが、唯一の男の子の右善君(赤茶柴♂3歳)なので、愛のブログ再登場。
この耳、この目、この口、この鼻。この顔、あの柴女に似てると思いませんか?
群馬県前橋市の敷島公園にも行きました。
元旦の社会人ニューイヤー駅伝のスタート・ゴール地点でもある群馬県庁の近くで、群馬大学医学部附属病院のすぐ北の前橋敷島公園の秋のバラフェスタにも愛を連れていきました。
親戚の琴ちゃんが暮らす北海道のバラ「スカーレットイワミザワ」と、親戚のユリちゃんが暮らす福岡県の「粕屋のバラ」が、足利の近くの上州は前橋で咲いていました。
食事をしようとしたら、愛がちゃっかり座ってました。
愛もそこで一緒に、ご飯食べようね。
2011年11月11日は、1が6つも続くので、愛パパが勝手に親戚の会を作りました。
愛パパの愛パパによる愛パパのための会です。
「親戚の親戚はみな親戚」が基本理念です。
現在、8人(女子7人、男子1人)ですが、8人のうち、どの子かと親戚なら親戚です。
11月中旬まで、咲いていた「琉球朝顔」。
きれいな花と、蕾とツルが見える。
今年はたくさんの朝顔が咲いたね、愛。ツルが伸びて、たくさんの朝顔が来年も咲くといいね。蕾も見えるね、愛。親戚みんなで、まだ蕾の朝顔を咲かせましょう。
季節は冬です。渡良瀬川の散歩お友達たち。
トイプードルの夢ちゃん、あまねちゃん。
冬の雲の動きが早い足利の空と夕日。遠くに南アルプスの稜線が見えます。
夕日がきれいな町、足利。
恋人ダイモン君を見つめる愛。
愛と渡良瀬川田中橋緑地で夕日をうけて、佇む2人。
渡良瀬川でトレーニングする女傑。
冬の夕焼けの渡良瀬川から。
幼馴染みのモモちゃんにも挨拶。
渡良瀬川のお友達、ライス君とドック・カフェ「アニス」でお茶した12月上旬の土曜日。
震災で何が起こるかわからないからと、迷子札を作ってくれたライスママさん、ありがとう。
そして、今年のフィナーレにふさわしい素敵な交流が・・・。
2011年12月18日(日)、千葉県富津市マザー牧場でのこと。
生涯忘れることのない日になりました。
早朝の陽射しの東京湾アクアライン海ほたるパーキングエリア。
向こうに見える道の向こうで、みんなが待っている・・・。
愛、初めて目にした青い海。
マザー牧場で無事、みんなで会えたよ。ここでも
。
ゆずちゃん。
レインちゃん。
さくらちゃん。
愛とさくらちゃん。とても似ていた。
エドワード・エルガーの『威風堂々』が流れてきました♪。
左から、ゆずちゃん、レインちゃん、さくらちゃん、愛。
感動の出会い。
みんな元気な顔で、無事に会うことができました。
ただただ幸せな時間でした。
涙うるるぅ~の愛パパでした(←byさくらままさん)。
悲しみの2011年も数時間なりました。
神様の一つだけの間違いとは・・・。
東日本大震災という悲しみを神様が人間に与えた戒めであるならば、それはそうかもしれない。
でも、僕たちはそんな中で、今年、こんなにたくさんの楽しみと幸せな時間もありましたよ。
愛の親戚たちとの出会いと交流、そしてマザー牧場での暖かい日も、あなたが愛の親戚全員に用意してくれたものでしょう。
幼馴染みや近所や渡良瀬川の河原のお友達との楽しい交流。
親戚との幸せな交流。
ときとして、あなたは悲しみを与えるけれど、いつもこっそり幸せを与えてくれます。
今年は、悲しみの中にわずかばかりでも愛を見つけ、たくさんの愛を伝えたくて、ブログを書き続けました。
停電で更新できなかった3.11があったからこそ。
愛の向こうに、たくさんの「絆」がありました。
今年の更新はこれが最後になると思います。
皆さんに愛の笑顔をたくさん伝えたくて、日記を書き続けました。
来年も皆さんとどんな交流が出来るか楽しみです。
本当にありがとうございました。
来年もよろしくお願い申し上げます。よいお年を。
「白柴犬 愛のおてんば日記」
2011年12月31日 完
エピローグ
愛ママ「愛ちゃん、お帰り。」
愛パパ「愛ちゃん、笑顔は?」
明日から新しい年。
来年は、愛ちゃんスマイルが見れることでしょう。