ついに愛馬が安田記念を取りました!
今年の目標だったので最高に嬉しいです!
福永祐一騎手(42)が騎乗した4番人気インディチャンプ(牡4、音無)がG1初挑戦で初制覇を飾った。
福永騎手は高松宮記念に続いて今年春のG1・2勝目。「強い2頭が圧倒的な支持を受けていて、勝つためにはどうしたらいいかを考えた。音無(秀孝)調教師に3列目のインを取って、直線は馬群を割りたいと今日伝えた。その乗り方ができたのは大きな勝利。素晴らしい結果を出してくれた。この先さらに夢が広がる馬。とても楽しみです」と喜びを爆発させた。勝利を確信したのは直線でロードクエスト を外からかわしたとき。「勝てそうだなと思った。1頭になると遊ぶ馬なので、前に馬を置いておきたいのが、あっさりかわしてしまった。探したらアエロリットといういい置き馬がいたので、早く抜け出さないように気をつけた。アーモンドアイのことは気にならなかった。不思議なほど冷静に追えてました。日本で一番強い馬(アーモンドアイ)を負かしたのはただの偶然では出来ないと思う」と胸を張った。
管理する音無調教師は「めちゃくちゃうれしい」と満面の笑み。「これだけのメンバーで恥ずかしくないレースをしてくれればと思っていたが、勝つまでいくとは…。本当にうれしい。馬体重(470キロ)が前走と同じでアレッ、しっかりやったのに同じ体重と驚いたけど、締まっていてトモもはち切れんばかり。これなら、スタートが決まり好位で運べば今日ははじけるなと。福永騎手が有言実行。言った通りの騎乗で厩舎に節目のG1・10勝目をもたらしてくれた。わずか2週間の放牧で違う馬になって帰ってきた。今日のような競馬ができれば、また強いインディチャンプを見せられると思います。3歳のときNHKマイルCを目指していたが、TRで権利が取れず断念した。G1馬になって本当にうれしい」と目を細めた。
今後もマイルにこだわり、秋はマイルCS(G1、芝1600メートル、11月17日=京都)あたりが目標になる予定。