まさるの一口馬主日記

「一口馬主」の視点から競馬を語ります。競馬以外では男声合唱、野球観戦、ヘラブナ釣り、旅行等で余暇を楽しんでいます。

高柳誠二博士のファミナンを学ぶ

2024年09月29日 20時44分55秒 | 一口馬主論
先日お話ししました最近の私のお楽しみ番組「競馬予想TV」の出演者はそれぞれ個性的な方ばかり。
その個性のぶつかり合いの中で最近、高柳誠二さんのファミリーナンバーを用いた牝系のタイプ分け関して最近強い関心を持っています。
ちなみに競馬予想TVで好きな予想家は井内さん、小林弘明さんとキムラさんです(←ほぼ全員じゃないか)。

この「ファミナン」を勉強して今後の出資の参考に、そして馬券にも少し役立てていきたいと考えています。

なお、ファミリーナンバーとはオーストラリアの血統研究家ブルース・ロウが19世紀の終わりに唱えたもので、英国のダービー、オークス、セントレジャーの勝ち馬について、その牝系を遡り、それらの勝ち馬を多く出したファミリーの順に1から43号の番号を付けたことに始まります。

その中で、高柳博士は各ファミリーを①地力系、②バランス系、③極軽系の3タイプに分類しています。それぞれの特徴を表すと

【地力系】
1、5、7、12、16、22、26、27、28、29号族、サラ系、Bファミリー
 スタミナ&底力に富み、鈍重馬場やHペースの消耗戦に向き、高速レースや瞬発力勝負では斬れ負けする。調教だけでは仕上がり難く、レースを使いつつ良化し、成長力に富む。

【バランス系】
4、9、11、13、14、17、18、19、21、31、32、36、42号族
 ワンペースな走りから先行策が理想で、ダート馬も多く出る。堅実な反面、勝ち味は遅い。

【極軽系】
2、3、6、8、10、15、20、23、24、25、37、52号族、A&Cファミリー
 スピード&瞬発力に優れ、高速馬場やSペースの斬れ味勝負に向き、底力が問われるレースではモロさを出す。才気に溢れ、仕上がり早だが、成長力に欠ける。


私の出資馬であるレッドモンレーヴの血統表を例に出してみます。
血統表の牝馬のところにFNo.〔8-f〕と書かれています。
この場合は8号族という事になります。
従ってレッドモンレーヴは8号族の極軽系の馬であると言うことが出来るわけです。
ダイナカール一族の8号族はスピードとキレを武器に勝負する馬が多く、まさにレッドモンレーヴはまさに極軽系の典型的な馬であると言えると思います。




あまりにもざっくりとした書き方なので何がなんだか分からないかもしれませんが、要するに血統を学ぶという事です。
私自身、飽きっぽい性格なのでいつまで続くかわかりませんが、こうして血統(特に牝系)を学んでいく事で、今後の出資にも役立てていきたいと考えています。

一口馬主と回収率(高額馬を例に)

2024年08月29日 11時56分11秒 | 一口馬主論
今年はキャロット出資にここ数年で一番気合が入っています。
実際に出資できる頭数は結果として2頭くらいになるかと思いますが、中間発表を見てチャンスがあると思えればバンバン抽選に飛び込むつもりです。
今回のキャロット出資際して「高額馬には手を出さない」という決まりを作りました(とは言え今のキャロットは殆どが高額馬の部類なんだけどね)。
400分の1クラブだから高額馬でホームランを狙うという視点もあります。
でも、そう簡単には行かないのが一口馬主。
「自分だけが特別な眼を持っていて、人よりも当たりが引ける!」と言うことは無いのです。
決して驕ってはいけません。

最近は回収率を考えてやっています。
私が人生をかけて取り組んでいる『一口馬主』。
最低でも死ぬまでプラス収支で終わらせなくてはご先祖様にも言い訳が立ちません。


調べてみたところ、おかげさまで30年近くやっている一口馬主も今のところトータルでプラス収支です。
なんとかギリギリです(注意:クラブ会費・維持費など経費は含まれていません)。
競馬はロマンだ!と言いながらも、この趣味を長く続けていくには「どのくらい勝てば(一応)元が取れるのか」という視点を持つことは最近特に大切な事と思うからです。
恥ずかしながら私の生涯の一口馬主の成績を公開しましょう!(初公開)

約30年での出資総額はなんと2000万円超!びっくりです。
埼玉では普通の中古住宅が買えるお金です。
もっとお金は大切に使わないといけないなと強く思う今日この頃です(大汗)
毎日の生活に潤い(だけではないが)を与えてくれる貴重な趣味にしてはお金をかけ過ぎです。
私のライフワークではありますが、お金をこんなにも使っていたとは…。反省しています。



さて、今日のお題、高額馬への出資についてです。
かつてのサンクテュエール(一口20万円)を例に出して考えてみます。
ディープインパクト×ヒルダズパッションの牝馬で藤澤和雄厩舎です。
当然、かなり人気がありました。
もちろん桜花賞制覇を夢見て出資した馬です。
見て下さいこの顔。桜花賞を取る顔ですよ。
品があり、とても賢そうです。

デビュー戦も勝ってくれて、牝馬ながらシンザン記念も勝利してくれました。
その後、牝馬3冠レースもすべてルメール騎手で走ってくれた非常に印象深い一頭です。
思い出をたくさんくれた素晴らしい馬でした。
しかし、収支に目を向けてみると通算16戦2勝(G3シンザン記念1着、アルテミスS2着、福島牝馬S3着など)
獲得賞金7084万円と頑張ってくれたのですが、実際の回収率指標は89%(一口馬主DBより)とマイナスで終っているのです。
重賞に勝った馬でこの収支ですよ。重賞入着も何回もあってもこれです。
これに維持費など経費を加えると実際は大幅マイナス。
ざっくり言うと、高額馬は重賞を2つ以上勝たないとダメという訳です。
より慎重に出資を検討すべきだと思うのです。
重賞勝つ馬は世代に何頭いるかを考えると本当に大変なことなのです。


いかかでしょうか。
こんなにも素晴らしい馬を引いても高額馬はマイナスになるのが一口馬主なのです。


私はこの馬の出資に対して「損をした」という気持ちは微塵も無いのですが、収支という観点だけから見ると残念な出資であったわけです。
夢を買った価格であったという訳です(実際に夢が見られました!)。


逆に同じような賞金を稼いでくれた馬を探したら「メトロノース」という馬がいました。
この馬は一口5万円。28戦3勝で獲得賞金は7397万円(地方重賞勝ち)。
回収率は370%(一口賞金18.5万円)という素晴らしい結果となりました。
雨の川崎に有休をとって応援に行ったりと、今でも忘れない大好きな馬です。


大きなお金を投じて「夢を見る」のも素晴らしい考えではあり、否定するつもりはないのですが、裏切られることが殆どです(プレドミナルとかコリエンテスとかウールデュ君とか)

もっと冷静になりましょう、と言う事です(これは自分に言い聞かせている)。
基本的なスタンスとしては「手頃な価格帯の馬から走る馬を見つける」ことにあるのかなと思っています。
走ってくれたら最高!くらいの気持ちでゆったりと見ることが大事ですよね。
私のように人生賭けてます、という一口馬主にはなってはいけません(爆)

お金持ちはホームラン狙い(サンクテュエール)ばかりでもいいと思いますが、私のような一介のサラリーマンではコツコツ走ってくれる馬(メトロノース)もしっかりと狙いたい、そんなふうに考えるのです。
やっぱり上を見過ぎてはキリが無いのかな、ということです。
この趣味は身の丈をわきまえて遊ばないと、お金がいくらあっても足りません・・・。
もっと地に足をつけて第3の一口馬主人生を送らなくては。



ちょっと中途半端な内容になってしまいましたが、長くなり過ぎたので今日はここまでと致します(いずれまた続編を書く予定です)。

次回は「夢を取るか実を取るか」をお送りいたします。
さて、私の最優先はどの馬になるのか?次回発表になるかもしれません。
乞うご期待!!(昭和の宣伝文句ですね)