この写真は、きょう夕方、沼津の家の裏の松林を歩いていた時に見つけて撮った。僕がまだ幼稚園生だった頃、幼なじみのAと毎日のように遊んだ松の木だ。
蛸の脚のような状態に太い気根が数本、幹から放射状に数メートル伸びている。僕達はこの松を「秘密基地」と呼び、幹の根元の穴のようになっている場所に「宝」を隠していたりした。また、気根を体操の平均台に見立て、平均台渡りをして遊んだ。
現在はなんだか、うやうやしく、ごたいそうにこの木の根元に白い石を敷き詰めて周囲をロープで囲ってしまっている。しかし昔はそんなことはしておらず単なる形の面白い黒松だつた。 現在この松の根元は白い看板が立っていて「根上がり松 樹齢推定400年」と書いてあるが昔はそんなものは何にもない、ただの形の面白い松に過ぎなかった。根元の砂地には、蟻地獄のすり鉢状の巣があり、僕達は蟻地獄のことを「しんびり」と呼んでいた。
親友で幼なじみのAとは偶然誕生日が同じで近所に住んでいて、幼稚園に通う以前からの遊び友達で、幼稚園から高校まで同じ学校に通っていた。それからAは航空宇宙工学科に進み、僕はヨーロッパの地域研究を学ぶことになり別の道を進んだ。しかし卒業後はどちらも普通のサラリーマンになってしまった。
蛸の脚のような状態に太い気根が数本、幹から放射状に数メートル伸びている。僕達はこの松を「秘密基地」と呼び、幹の根元の穴のようになっている場所に「宝」を隠していたりした。また、気根を体操の平均台に見立て、平均台渡りをして遊んだ。
現在はなんだか、うやうやしく、ごたいそうにこの木の根元に白い石を敷き詰めて周囲をロープで囲ってしまっている。しかし昔はそんなことはしておらず単なる形の面白い黒松だつた。 現在この松の根元は白い看板が立っていて「根上がり松 樹齢推定400年」と書いてあるが昔はそんなものは何にもない、ただの形の面白い松に過ぎなかった。根元の砂地には、蟻地獄のすり鉢状の巣があり、僕達は蟻地獄のことを「しんびり」と呼んでいた。
親友で幼なじみのAとは偶然誕生日が同じで近所に住んでいて、幼稚園に通う以前からの遊び友達で、幼稚園から高校まで同じ学校に通っていた。それからAは航空宇宙工学科に進み、僕はヨーロッパの地域研究を学ぶことになり別の道を進んだ。しかし卒業後はどちらも普通のサラリーマンになってしまった。