小さな電車シリーズ(何)後編として、今回はアールクラフトさんの遠鉄キットを組み立てました。
二軸の付随車サハ101と、電動貨車モワ201のキットです。
アールクラフトさんはこの2両とボギー車モハ1をキット化されています。
どれもモハ1と同時期に製造された車両ですが、後年まで残ったモハ1に比べるとサハとモワは実物の写真が非常に少ないです。
※今回サハは電動車として組み立てました。
ぶっちゃけると今回はほぼ素組みなので特に説明することがありません(笑
個人的にキットについて思ったこととしては、
・作りは丁寧。ホワイトメタルのパーツも精密。
・屋根がホワイトメタルなのでかなりトップヘビーになる。
・モワの幅が広すぎる。
という感じ。
特に3番目は屋根がメタルなので加工するのも難しい。
前面の曲線が違うというのは実車もそうらしいが、この幅の差はどうだろうか?
チビ客車の動力を使うのでそれに合わせたのかもしれないが、それにしてももう少し狭くできる筈ですが。
・・・素組みと言いましたが、モワの方は、前面に出ている端梁を動力のフレームを出して表現するように改造しています。
今回一番苦労したのがサハ改の動力なので、それについて紹介します。
利用したのはKATOのBトレ用動力。
こいつはポケットライン動力と共に小型動力の定番と言えるでしょう。
ただ、台車の交換が極めて難しいのが難点です。
・・・なんであんな分解困難な構造なんですかね。まぁ極限まで部品を減らした感じがします。
台車枠は鉄コレのブリルタイプ。
これを動力の集電金具に合わせて長さを縮めます。
使用する瞬着は「耐衝撃」のヤツ。コレでないとなかなか困難です。
肝心の写真が無いのですが(いつも通りw)・・・金具を骨に組立てました。
丁寧に、正確にやるとこんな感じに幅も普通に仕上げることができます。
ただ、力を入れて幅を広げて車輪を取り出そうとすると普通に分解してしまうので、分解整備が出来ない欠点があります。
まぁそこはあきらめましょう・・・
車体の方は屋根にKATOのPS11が載るようにヤグラを適当に作った程度の改造です。
イメージは静岡鉄道秋葉線の電車。
秋葉線のボギー台車は静鉄の「謎の技術」で単台車から改造されたものなので、少しイメージは違います。
色は前回の山形交通に合わせています。
車番は105。
・・・103に続いて増備された車両で、最近ボギー化された。
とでもしておきましょう。
モワの方は黒く塗ってキッチンとアルナインのインレタでそれらしく仕上げました。
黒い車体にとても効果的ですが、社紋は上田のですw
まぁ無いよりずっといいと思います。
よく見ると説明書に「タイプ」とありました。
設計者も「あんま似てないナァ」と思ったのでしょうか?鉄コレの新潟交通を想起させます・・・
いい眺めになりました。
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