NHKの「日本はなぜ戦争へと向かったのか 第4回 開戦・りーだーたちの迷走」が放送された。
これを見ての感想は、近衛内閣は、本音ではアメリカと戦争したら負けることがわかっていながら、表面的に戦争に負けると言えずにズルズルと開戦決定を引き延ばし、内閣総辞職した。
その後の東条英機内閣も優柔不断なため、結局は戦争をおこなわざるえなかったとNHKは放送している。ようするにリーダーの内閣や陸軍・海軍のリーダーがしっかりした考えをもたなかっため、戦争へ突き進まざるをえなかったとしている。
NHKの報道姿勢には、欠落している点がある。それは、昭和天皇の位置づけである。
当時の大日本帝国憲法は、第1条「大日本帝国は万世一系の天皇之を統治す」、第11条「天皇は陸海軍を統帥す」第13条「天皇は戦を宣し和を講し及び諸般の条約を締結す」とされている。天皇の大権が絶対であった時代、この戦争にたいしての天皇のかかわりが欠落しており、昭和天皇の戦争責任も問われるべきでないだろうか。
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