税金の確定申告に想う。

　今、確定申告の準備を行っている。
　税務署は税金の徴収機関のために、税金の確定申告の方法について説明をしてくれる。感謝、感謝である。
　ところが、税金を使っている国・地方自治体の首長は、われわれ納税者にきちん
と使用目的をわかりやすくPRしているだろうか？。国民にわかりやすい財政のバランスシートを作成して、主権者である私たちに説明責任をはたすべきだろう。
　今国会の道路地方特定財源の論議をみても、政府は10ヵ年に59兆円の道路事業等を行うとしているが、野党議員が質問すると具体的な政府回答がなされていない状況である。さらには、内閣決定がされていないのに、大きな五つの道路プロジュクトに77億円の調査費が使われていることが、あきらかになっている。
　私たち、主権者は納税する立場であるから、税金の使い方にもっと関心をもつ必要があるのではないかと想う。

吉永小百合主演「母べえ」を見て

　先週の土曜日に妻と一緒に「母べえ」を映画鑑賞にいった。
　昭和15年ごろの庶民の生活を描いたものだった。
　父べえが、治安維持法で逮捕された後の吉永小百合の「母べえ」
が身近な人たちともに互いに支えあいながらつつましく生活している
時代は、国の思想統制下のもとで、国民が自由にモノを言えなってゆ
く様子と、国が戦争にまっしぐら進んでゆく時代である。身近な人
が戦争の犠牲になってゆきながらも、母べえがひたむきに生活をして
いる様子を是非、みなさんに見ていただきたものである。
　日本が将来、戦争への道に歩まないために。

石油税など道路特定財源は、一般財源に。

　今、国会では石油税の暫定税率の「引き下げ」論議や石油税は「道路特定財源のまま」でよいのではの論議がおこなわれている。
　政府自公与党は、道路中期計画として10年間に59兆円の道路特定財源のままで、道路等の公共事業をすすめようとしている。
　道路特定財源が確保されないと国民が必要な道路建設ができないと主張している。このことは虚言である。国会の予算委員会において、国民に必要な道路はと、質問しても政府委員からは明確な答弁はないようである。
　この10年間にこの道路特定財源を使用して、国民に無駄な高規格道路の建設をすすめようというものである。
　今、財政難のなかで社会福祉等が切り下げられようとしている。
石油税を一般財源化して、国民に密接な教育福祉予算などに転換させることが重要である。