山口市のスカラ座で、いのちの山河 ー日本の青空Ⅱー の試写会があったので、これを鑑賞した。
この映画は、岩手県の旧沢内村を舞台としている。
この村は、昭和20年代、豪雪・多病・貧困の三重苦にあったが、村長 深沢晟雄氏が「生命尊重こそが政治の基本でなければならない」、「住民の生命を守るために私は命を賭けよう」という政治理念をかかげた。これを基本に新しい村づくりに向けて、村民との行脚・対話をおこない村民とともに様々な政策を実現した。1961年に老人と乳児医療費無料化を全国に先駆けて実現した。
これを映画化したものです。
私は、この映画の上映中は涙・涙であった。この涙は、「人間の命には格差はない」と主人公が強い意志で村人と協力して実現していく様子、主人公をささえる妻との情愛に感動しての涙である。
今の時代、貧困と格差がすすむなかで、国民健康保険料が収入の1割以上となり国保料が払えず、医療機関になかなかゆけない昨今である。
国・自治体は憲法25条の生存権を守ることが責務であるはずであるが、これが保障されていない実情である。
映画「いのちの山河」は、憲法の精神を実現させることの大切を訴えている。
この映画は、
スカラ座にて
5月28日から6月10日まで
前売り券 一般 1000円
上映される。
みなさんも鑑賞されたら好いと思います。
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