今日の言葉
すべての人間が平等である場所がある。…‥死ぬときである。その場合、彼らはすべて零である
ウィリアム・サムナ―
ブロロ―グ
「私の痛い思い出は今から三年前のことです」
生活習慣病の検査で血便が発見され、病名は『大腸がん』、三年前の今ごろは、腹部切開、摘出、傷痕の痛みに苦しみながら入院していました。
手術の翌朝から、腸の癒着を防ぐために、点滴棒を片手に持ち押しながら病院の廊下を歩きます。腹切り翌朝、麻酔がきれているので、動くと痛さ倍増、こらえて、往復します。日ごとに回数を増やします。一日3回がノルマになりました。退院までの辛抱だ、そのかいが実り、10日目に許可がおりました。
その日から、がん再発していないかどうかの定期診断の始まりです。年4回行い、5年間異常が認められなければ終了ということでした。ようやく三年経過しました。
「16日は、4年目、第一回目の検査です。」
今日は、午前9時に上部消化管内視鏡検査と採血が予定されていました。8時30分に受付、あと30分時間があるので、
受付の人に
「採血いっても大丈夫ですか?」
「いいですよ」
と許可を得、そして番号札をもらい、首にぶら下げて採血場所へ行きました。
採血の順番は発券機に診察券を入れなければ番号が印字された紙はでてきません。その診察券が見当たりません。ポケット、カバンをひっくり返してもありません。なければ順番が取れないので、思わず係に人に尋ねました。
「診察券失くしたみたいなんだけど採血してもらえますか」
にっこり笑って番号入りの名札を指差しました。
「そこに診察券はいっていますよ」
胃カメのラ受付係が、
「診察券ここに入れておきますからね」
親切なその一言が、地下1階から3階に移動する間に頭の中から消えていました。「認知症」の領域に侵入してしまったのか、ショックでした。肝に銘じるために「番号札」記念撮影しておこうとスマホに収めました。
採血が終わり、上部消化管内視鏡検査です。
まず、喉の麻酔です。液体を口に含み20秒、そしてゴックン、食道から胃にいく感覚が何とも言えません。そして、左手上腕部に麻酔注射、意識を失い、あとの記憶はありません。
「終了です。お疲れさまでした」声を聞き我に返りました。
麻酔の効き目に脱帽です。すぐには歩行困難です。近くの一人かけのイスに座り、酔いが醒めるまでジッとしていました。看護士に「起き上がれますか」と声かけられて、立ったら歩けましたので会計して帰宅しました。
21日は下部消化管内視鏡検査の予定です。
希望退職者募集中
まだまだ続くコロナ感染、緊張感のない第二回目の非常事態宣言の発出、なおいっそう景気の悪化は避けられません。企業も究極の選択を迫られ、「希望退職者募集」体のいいリストラ敢行です。失業者対策もうちだせない菅内閣、できるのは庶民いじめの罰則しかありません。規則を守らない人は「逮捕だぞ」と意気込むだけです。
「上級国民には甘く下級国民には厳しい」
ステーキ食べても、ふぐを食べても「三密禁止」の禁を破っても自分たちは反省もしない、罰も受けない、矛盾ばかりの世の中です。
今日の一曲です。