今日の言葉 ご言志録より佐藤一斎
第十四条
官に居るに好字面四有り。公の字、正の字、清の字、敬の字なり。能く此れを守らば、以て過無かるべし。不好の字面も亦四有り。私の字、邪の字、濁の字、傲の字なり。苟も之を犯さば、皆禍を取るの道なり。
税金から給料をもらっている役人にとって、好ましい字が四つある。公(公平)
正(正義)、清(清廉潔白)、敬(己を慎み人を敬う)。これによく守れば過失を犯すことはない。また、好ましくない字が四つある。私(私心、不公平)、邪(不正)、濁(いやしいこと、賄賂)、傲(おごり高ぶること、傲慢)、これを犯すと、禍を招く。
「桜を見る会」の質疑応答について
「桜を見る会」への安倍首相の関与について報道されています。共産党田村智子議員の質疑応答から始まりました。鋭い突っ込みで、追及される安倍首相以下、しどろもどろの答弁声がうわずっていている様子がテレビで放映されていました。最高責任者があの体たらく、「半官贔屓」好きの日本人の感情として、何あそこまで追及しなくてもいいのにと、思わず、責められているほうの味方をしてしまいます。しかし、法律違反したのは安倍首相です。自分は矢面にたたないで、菅官房長官に任せて知らぬそぶりを決め込んでいます。自分としては、「喧嘩両成敗責」、ノーサイド、安倍首相が辞任すれば解決する問題です。往生際の悪い人ですね。
腐ってしまいそうなジャパン
『私、邪、濁、傲』、私心、不正、賄賂、傲慢の四つの行動は公職に就いている人たちがしてはいけないことです。「桜を見る会」の安倍夫妻の行動にばっちりあてはまります。次の記事を紹介します。思わずつぶやきました。「まじやばいぜ」共同通信社の世論調査によると、「桜を見る会」に関する安倍晋三首相の発言を「信頼できない」と回答した割合は69.2%だった。」ということは、残りの約30%の人たちは、首相の答弁を信頼しているということになります。自分は今まで、「うそをつくことはいけないこと」と教育されてきました。令和の時代は、ウソをついても許される時代になるのでしょう。これでは、「噓つきは泥棒の始まり」ということわざは死語になり、日本社会は崩壊まっしぐらです。
俺様発言
最長在職日数を超えた翌日の安倍首相の発言です。
「お約束した政策を実現するために努力を重ね、その一日一日の積み重ねによって今日という日を迎えることができた」
政策課題は①デフレからの脱却②少子高齢化の挑戦③戦後日本外交の総決算④憲法改正でした。在職期間中な何一つ結果をだすことができませんでした。貧富の格差が広がり、総人口の25%が高齢者になり、ロスジェネの憂鬱、未婚者の増加に伴う出生率の低下、税金の無駄遣い等、有効な政策を生み出すことができませんでした。とどめは、「桜を見る会」問題で、上級、下級国民の色分けがはっきりと示されたことです。安倍友、優遇される人が上、「ぼくちゃん反対派」は下、わかいやすい図式です。共同通信で「信頼できる」と回答した人30%は上の部類にはいるのでしょう。
「意識の変革なしに、永らえた国も民族もありはしない。それができない社会は気付く前にほぼ瞬間的に滅びてしまっている。」現在の日本を言い当てています。
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