今日の言葉
ビロードのクッションに座っているよりも、気兼ねせずにカボチャの上に座っているほうがよい。
ソロ―「ウォーデン森林の生活」
「勝てば官軍負ければ賊軍」
たとえ道理に背いて勝っていても、戦いに勝った者が勝利者となり、負けた者は不正となる。物事は勝敗によって正邪善悪が決まること
「西郷隆盛の言葉」
命もいらず、名もいらぬ。官位も金もいらぬというような人間は始末に困るものである
政官の癒着
1867年に明治政府は樹立されてから153年経ちました。鎖国から開港へ舵をきり、ここからグローバリズム時代の幕開けです。大政奉還、戊辰戦争と新時代を築くための闘争はありました。その数ある中で、「西南戦争」が新旧の思想の戦いでした。義理人情に厚い西郷隆盛の軍は負け、西洋思想の政府軍が武士道を駆逐した瞬間でした。これ以降「富国強兵」のもと、欧米列強に追いつくために国力蓄えました。大平洋戦争に負け、令和3年の今があります。
明治維新は薩摩(鹿児島)と長州(山口)の下級武士が結束して成し遂げました。彼らが明治政府の中心として活躍、その流れは、前総理大臣安倍晋三氏まで続いています。彼は山口県出身、祖父の岸信介氏も同じです。
西郷隆盛の言葉は、令和の下級国民の気持ちを代弁するものです。
西郷隆盛とともに明治維新を担った人の中には、貧しい下級武士から昇格、豪邸に住み、贅沢三昧をした人もいました。そのように手のひらを返すように振る舞う行為は許せないことだと、彼は憤ったのではないでしょうか?
薩長の下級武士が、江戸時代の大名屋敷に住んだら、さぞかし、竜宮城のような気分になり、手放したくなくなるのは当然です。その利権を失わないたに必死になったことでしょう。
この構図は、今の政治に見事に反映されてます。農水省、総務省の官僚と政治家の癒着がマスコミを賑わせています。二人三脚で利権の確保、それに伴う会食、公職の身ではしてはいけないことを、しらをきりながら、堂々とやっています。
自分たちにやさしく、国民には厳しい日本の政治、西郷さんのことばがむなしく響きます。
山田氏 広報官は続投の意向 2021年2月25日 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6386105
会食した農水次官ら6人処分 1人2万円を鶏卵大手負担 https://www.asahi.com/articles/ASP2T6K5DP2TUTIL01L.html
今日の一曲紹介します。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます