日本人に生まれて

前期高齢者の仲間入りをしました。昭和、平成、令和を振り返りながら、日常の出来事を綴ります。

手軽になった牛肉

2020-03-03 09:32:00 | 日記

今日の言葉

高嶺の花

遠くから見るだけで、手に入れることのできないもの。あこがれるだけで、自分にはほど遠いもののたとえ
          デジタル大辞典

牛肉と言えば『ビフテキ』

戦後、1㌦が360円の時代、ヨウモク、舶来酒、それと、畜産加工物は、値段が高すぎて 手がとどかないものばかりでした。「ジョニ赤と黒」のウィスキー、それと血のしたたる「ビフテキ」は、ほとんど、口にすることができませんでした。

潮目がかわったのは、1971年(昭和46年)のスミソニアン博物館の会議で、円の対米為替レートが、360円から308円に切り上げられてからです。そして、完全に変動相場制に移行したのが1972年2月、現在まで続いています。

『ビフテキ』の話しにもどりますが、正式名は「ビーフステーキ」です。プロレスラー『力道山』がナイフとフォークをうまく使い、おいしそうに食べている写真が雑誌に載っていました。どんなに美味しいものかいつか食べて見たい、あこがれの食材になりました。

ビーフステーキが身近になったのは、ファミレスのおかげです。今まで、食べたことのないメニューばかり、お品書きが写真で一目瞭然、注文がすぐに決まります。飲食店の革命がおきました。その時に、奮発して食べたビーフステーキ、美味でした。サ-ロイン、テンダロイン、ランプ等、部位の名称と焼き方の違いも知りました。

牛肉の記事をみて、つれづれなるままに
書きました。ビーフステーキが高嶺の花だった頃、1㌦が110円になるとは、想像もしませんでした、

『1月米に偏る
牛肉輸入22%アップ、輸出61%ダウン

日米貿易協定が発効した1月、米国からの牛肉の輸入量が前年同月より22%増えた。豚肉は9%増、ワインも19%増と、関税が引き下げられた多くの品目で輸入が増加。一方低関税枠の拡大で増えると期待された米国への牛肉輸出は逆に6割減となり、一方的に米国が輸出を伸ばす出足となった。

財務省が27日に発表した貿易統計(確報)でわかった。協定で米国から牛肉の輸入にかかる関税が38.5%から26.6%に下がり、1月は前年同月よりも約3900㌧輸入が増えた。

一方、日米協定で関税面での優位を失った豪州など環太平洋経済連携協定(TPP)の加盟国からの輸入は8千㌧弱減少した全体では6%減だった。

協定の交渉で日本獲得した数少ない成果は、低関税枠が年200㌧から年最大6.5万㌧に広がった牛肉だ。たが、1月の輸出は前年同月比61%減の28㌧と振るわなかった。

輸出業者が枠を埋まるのを恐れて、年初にまとめて輸出しなくなった影響とみられるが、複数の業者は「和牛はもともと、現地では富裕層向けの高級品。低関税枠拡大で価格が下がっても、販売増の効果は限定的だ」と見ている。

また、1月は、欧州連合(EU)との経済連携協定(EPA)が発効して1年の節目だった。この1年間で、関税が撤廃されたEUからのワインの輸入は前年同期比25%増となり、関税が段階的に引き下げられる豚肉も13%伸ばした。』(大日向寛文)
     朝日新聞朝刊 2020.2.28

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