はじめのことば
正義に振り回されたくない。それは一つの政治思想です
鶴見俊輔「人生相談 谷川俊太郎対談集」より
衆参補欠選挙の結果
衆参5補欠選で自民党4勝1敗 和歌山は維新、立民全敗:日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA206W10Q3A420C2000000/
補欠選野党は完敗。"野党連合"と言われていた時代もありましたが、今や死語になってしまいました。この結果を受け、自民党のやり放題が加速していきます。すると今以上に、増税のオンパレード、国民の生活はより貧しくなります。
自民!選挙圧勝!ポイントが二つありました。
その1 岸田首相襲撃事件
再び起きた凶行の「遠因」岸田首相襲撃事件 安倍氏の暗殺で相次いだテロを擁護するような発言 マスメディアに責任はないのか(夕刊フジ) - Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/8826a70cac0a1445cdf8216575108719175ee726
岸田首相が選挙遊説中に襲撃を受け、安倍元首相の二の舞になるところでした。襲撃された後遺症もなく、選挙終盤戦の応援、この勇姿が自民党の勝利をもたらした要因の一つです。内閣支持率もアップしました。
『災いを転じて福となす』
それまでの、決断できない、優柔不断な態度のイメージを一新しました。政策根本は変わらないと思いますが、国民の見る目はバイアスがかかり首相を見る目が違った温かい眼差しになったような気がします。
その2 小西洋之議員
高市早苗「捏造文書」問題に繰り出される “謎理論”…小西議員「精査するのはおかしい」、世耕議員「全部真実とは限らない」(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/2d5c70ef7432846b0401ae264ad6c411885dd9b4
立憲民主・小西氏の「サル発言」が波紋、「報道圧力」との指摘相次ぐ | ニュース | 公明党 https://www.komei.or.jp/komeinews/p287930/
重要な法案を議論せず、高市大臣とのバトルで国会を占拠、総務省問題は、未解決のまま閉会しました。立憲民主党は、政策議論より言葉尻から揚げ足をとるのが得意技です。その結果、自民党への批判は自分のところへブ-メランとして返ってくることがままあります。こんな体たらくの党になってしまったので支持率が上がらないのは仕方ありません。野党第一党の地位も日本維新の会に明け渡す日が間近に迫ってきました。
国会議員の劣化が激しいですが、国民も同じです。政治を変え、国をよくする第一歩は清き一票を投じることです。統一地方選後半戦の投票率は果たして何パ-セントになるのでしょうか?
先日の統一地方選で史上最年少の26歳で芦屋市長に当選を果たした高島市長をTVでお見かけしました。
大阪府箕面市出身。あの名だたる灘中高で、ボランティア活動をしながらトップの成績を納め、東大入学4カ月で中退して、米ハーバード大に進学、昨年、卒業されたばかりのようです。
ハーバード大在学中は市民との積極的な直接対話で知られるボストン市長からゼミで直接、市民主権政治の薫陶を受け、ボランティア時代から、そのゼミの一環で芦屋市と関わり、此度の市長選出馬に至ったようです。
SNSを駆使して、選挙権のない中高生も巻き込んでの選挙戦で市民の関心を呼び、投票率を大幅に上げて、現職を破って当選。
若い人に、既存の組織に頼らない、骨のある人が出て来ました。今後の活躍に期待したいです。
投票率の低さには驚きます。