日本のミュージシャン、平沢進の10枚目のオリジナルアルバム。
ジャンル:テクノポップ/プログレッシブ・ロック
オススメ度:★★★★★
平沢進はP-MODELを率いていた人物であり、多重録音のコーラスを使用した壮大なテクノポップが特徴。そこに難解な歌詞と東洋/民族的なメロディが乗っかかり一度聴いたら忘れられない音楽となっています。その音楽性は唯一無二と言っていいほどであり、国内のみならず海外からの評価も極めて高いです。
本作は「分岐」と「確率」をテーマとしており、ディストピア3部作の2作品目となっています。アルバムタイトルの『白虎野』とは、ベトナム・ホーチミン市の南東方沖合に位置する海底油田「バクホー油田 (White Tiger Oil Field) 」のことを指します。
【トラックリスト】
1. 時間の西方
2. 白虎野
3. 生まれなかった都市
4. 記憶から来た男
5. 水脈
6. CODE-COSTARICA
7. Σ星のシダ
8. 確率の丘
9. 白虎
10. パレード
白虎野
歌詞を変えた「白虎野の娘」がアニメ映画『パプリカ』の主題歌として使用されています。間奏には「Xin chào các bạn Đây là quê hương của chúng tôi Đây là tương lai của chúng tôi(ようこそ ここが私たちの都 ここが私たちの未来)」というベトナム語のセリフが入ります。