イギリスのプログレバンド、キング・クリムゾンの記念すべき1stアルバム。
ジャンル:プログレッシブ・ロック/ジャズ・ロック
オススメ度:★★★★★👑(プログレッシブ・ロックを代表する名盤)
キング・クリムゾンはロバート・フィリップを主宰として活動するバンドであり、求める音楽に合わせて次々とメンバーを入れ替えていることが特徴。そのため音楽性も多様となっています。
本作はプログレ期を代表するアルバムであり、従来のロックにジャズやクラシック要素を取り入れた複雑で奥深いサウンドに仕上がっています。
プログレッシブ・ロックの幕開けを告げる「21st Century Schizoid Man」、フルートの音色が心地よい「I Talk To The Wind」、"Confusion will be my epitaph(混乱こそ我が墓碑銘となるだろう)"の一節が有名な「Epitaph」、本作中で最も甘くメロウな名曲「Moonchild」、アルバムの最後を締めくくる壮大な「The Court of the Crimson King」と一曲でも欠けたらこの名作は成り立たないと思わせるレベルです。
総評として知的・美麗であり、かつ刺激的な本作はロック史に残る永遠の名盤です。
【トラックリスト】
1. 21st Century Schizoid Man (including "Mirrors")
2. I Talk To The Wind
3. Epitaph (including "March for No Reason" and "Tomorrow and Tomorrow")
4. Moonchild (including "The Dream" and "The Illusion")
5. The Court of the Crimson King (including "The Return of the Fire Witch" and "The Dance of the Puppets")
21st Century Schizoid Man
戦争を続ける政治家などの権力者を皮肉るような歌詞となっており、ディストーションがかかったヴォーカルが非常に効果的。イントロの特徴的なフレーズは一度聴いたら忘れられません。
【和訳】
猫の足、鉄の爪
脳神経外科医はさらに叫ぶ
パラノイア(偏執狂)の危険な扉にて
21世紀の精神異常者
血塗られた拷問台、有刺鉄線
政治家の葬儀のための火葬場
ナパーム弾の炎で無実の人々が犯される
21世紀の精神異常者
死の種、無知な男の強欲
詩人は飢えて、子供たちは血を流す
彼が本当に必要なものは何一つ得られない
21世紀の精神異常者
新宿の輸入盤屋で購入。
まだ学生で月何枚もLP買えなかった頃。
初の音聞かずにジャケットで購入大当たり。
クリムゾン、個人的にこのメンバーが最強。