『メイサ知ってる?
俺こないだ君の夢見て起きたんだぜ。
もう俺のあそこパンパンだった!想像できる?』
知らんがな
早速げんなり。
てゆーか、こんな奴相手に一喜一憂している自分が一番げんなりだわ(たしかに)
『……なんでそれわざわざ言ったの?マジどうでもいいんだけど』
『ハハハ!なんとなく!(笑)
前に俺は何かフェチとか好みとかないのかって聞いたよね?
今は確実に君のお尻叩くのが好きだよ!ハハハ!』
アイアンは思い出のトイレデート(爆笑)の日にも、タイプは特にないって言ってたし、
いざベッドの話になっても何ら特別好きなものはないと言っていた。
「別に嫌いでもないよ。
そういうプレイでしょ?それはそれでいいんじゃない」
テキトーな彼らしい明るい返事だった。
まぁもっとシンプルな男なんだろうな。
可愛子ちゃんと寝られれば何でもいいわ、的な。
スリムでもグラマーでも、SでもMでもさ。
突飛なものでなければ。
さて、一方で私の性的嗜好についてですが
それはここでも何度かご紹介した通り、まごうことなきMです。
まぁMにも色々あるので、ザックリMとだけお考えください(笑)
Mなメイちゃんはお尻を叩かれるのも好きです。(告白)
アイアンは私のスイッチを入れようと、こんなことも言ってきた。
『俺今度は、ベッドの上の君に目隠ししたいな。
そうしたら君はどこに何をされるのか予想できないよ。
君に俺の身体舐めさせるよ。どう?』
とまたウィンク付きで送ってきたのだった。
全然興奮しない
Mにも色々あんのよ。(再び)
そもそもね、私は精神的に心開けた状態じゃないと
別にS的なことされても嬉しくないしね。
まぁ逆に言えば、惚れた男のためにならSをやってあげても良い。
それはさておき、
私はそっけなく返信を書いた。
『んー、あたし目隠しはあんまり興味ないわ。
どうせなら手錠かけてほしい。
ロープとかでもいいけど。』
するとアイアンは速攻で返信してきた。
『Ohhhhh. メイサ、俺マジで、なる早で君に会わなきゃ……
一つお願いしてもいいかな?
君のエリアに、Aっていうホテルがあるんだ。
そこは全然安くて、たかだか6000円くらい。
俺は現地で支払うつもり。
来週のこの日に空きがあるのも見つけた。
でもたった一つだけ問題があって、
オンライン予約のためにはカードのデータが必要なんだ。
今俺のカード使えないから、代わりに予約してくれないかな?
そうしたら来週会えるよ。』
私は目を開いた。
カードが使えない
何それ。
続きます!