「アイアン……」
私は言葉もなかった。
私に言えって?
あんた結婚してるでしょって
だってあんたカード使えないし
土日全く会いたがらないし
家に呼べないし って?
いや、どう考えたって証拠が足りないじゃん。
そんな弱小チームで攻め入る気にはなれない。
でもどうやら私の曖昧な攻め立てでは、
丸腰で臨んだ試合になってしまったみたいだ。
いやしかし、やっぱりあの時このディティールを伝えなくてよかったと今でも思う。
私は繰り返した。
「アイアン、本当のこと言ってよ。
信じてよ、あたし本当にあんたが困るようなことはしないよ。
あたしはただあんたに正直に告白して謝ってほしいだけ
何なら何か書いてあげる」
「書く?何を」
「なんか……誓約書みたいなやつ」
アイアンは笑った。
「何にも書く必要はないよ。
メイサ、俺は本当に嘘なんかついてない。
俺メイサに嘘ついたことなんかないよ←よう言うたな
何についての嘘だって言ってんの?」
「…………」
「もしかして俺が代わりにカード情報使わせてって言ったから?
あれはしょうがないんだよ。
俺のカード今新しくしてるから、来週まで使えなかったんだ。
それで怒ってるの?」
と訝しげな表情でアイアンは聞いてきたけど
あたしはそれが嘘に違いないと思っていた。
だってさ、あんた2ヶ月ほど前も使えなかったのか?
ていうかさ、あんたが言うこと全部まともにとっちゃダメじゃん?
あたしはその後も何度も正直に言うよう言ったのだが、
アイアンはその度に嘘はついていないと言った。
あたしは言った。
「わかった。あんたはあたしのことちっとも尊敬してない。
ただの人間としてすら考えてない。
あんたにとってあたしってただの穴だったのね」
アイアンは目をひんむいた。
「……何言ってんの?俺君のことそんなひどい風に思ってないぜ?」
「えぇそうね、あたしってすっごくキレイだから
すんごいキレイなタイプの穴だったんでしょ」
「メイサ、聞けよ。
俺マジで君のことそんなただの……言いたくないけど、穴?なんて思ったことないよ。
なんでそんなに怒ってるの?何がそんなに問題なの?
もっとちゃんと説明してよ」
とアイアンは困惑していた。
私は思うのだけど、奴は多分、本当に私に何もバレていないと思っていたんだと思う。
確かに、外人で、英語が完璧じゃなくて、自分のプライベート電話番号も教えてないし
メアドしか知らせてなくて……etc
現金払いと土日のこと、および家に呼ばないくらいじゃ
バレないとたかをくくっていたのだろう。
しかし相手が悪かった。
お水だぜ。
「メイサ、何の事そんなに疑ってるのか言ってよ。
言わなきゃ何もわかんないから、俺たち堂々巡りじゃん」
いやテメーのせいだろ
あたしは
「オッケーわかった。マジで、マジで、マジで時間の無駄だった」
と言った。
悲しかったし
悔しかった。
何がって、ちゃんと謝ってくれなかったことだった。
そして、こんなクソうざいやりとりを
全部自分の母国語以外でやらなきゃいけなかったことが。
私は背を向けて歩き出した。
アイアンも立ち上がり、私を呼んだ。
「メイサ!行くの?ハグは?」
「…………(コツコツコツ去)」
「もう本当に俺に会いたくないってこと?
サヨナラも言わないのかよ!」
ピタ
と足を止めたあたしは
振り返った。
言っとくけど
万が一の場合も考えて来てっから。
私はアイアンに向かって歩きだした。
続きます!!
(疲れて来ました!笑)
私は言葉もなかった。
私に言えって?
あんた結婚してるでしょって
だってあんたカード使えないし
土日全く会いたがらないし
家に呼べないし って?
いや、どう考えたって証拠が足りないじゃん。
そんな弱小チームで攻め入る気にはなれない。
でもどうやら私の曖昧な攻め立てでは、
丸腰で臨んだ試合になってしまったみたいだ。
いやしかし、やっぱりあの時このディティールを伝えなくてよかったと今でも思う。
私は繰り返した。
「アイアン、本当のこと言ってよ。
信じてよ、あたし本当にあんたが困るようなことはしないよ。
あたしはただあんたに正直に告白して謝ってほしいだけ
何なら何か書いてあげる」
「書く?何を」
「なんか……誓約書みたいなやつ」
アイアンは笑った。
「何にも書く必要はないよ。
メイサ、俺は本当に嘘なんかついてない。
俺メイサに嘘ついたことなんかないよ←よう言うたな
何についての嘘だって言ってんの?」
「…………」
「もしかして俺が代わりにカード情報使わせてって言ったから?
あれはしょうがないんだよ。
俺のカード今新しくしてるから、来週まで使えなかったんだ。
それで怒ってるの?」
と訝しげな表情でアイアンは聞いてきたけど
あたしはそれが嘘に違いないと思っていた。
だってさ、あんた2ヶ月ほど前も使えなかったのか?
ていうかさ、あんたが言うこと全部まともにとっちゃダメじゃん?
あたしはその後も何度も正直に言うよう言ったのだが、
アイアンはその度に嘘はついていないと言った。
あたしは言った。
「わかった。あんたはあたしのことちっとも尊敬してない。
ただの人間としてすら考えてない。
あんたにとってあたしってただの穴だったのね」
アイアンは目をひんむいた。
「……何言ってんの?俺君のことそんなひどい風に思ってないぜ?」
「えぇそうね、あたしってすっごくキレイだから
すんごいキレイなタイプの穴だったんでしょ」
「メイサ、聞けよ。
俺マジで君のことそんなただの……言いたくないけど、穴?なんて思ったことないよ。
なんでそんなに怒ってるの?何がそんなに問題なの?
もっとちゃんと説明してよ」
とアイアンは困惑していた。
私は思うのだけど、奴は多分、本当に私に何もバレていないと思っていたんだと思う。
確かに、外人で、英語が完璧じゃなくて、自分のプライベート電話番号も教えてないし
メアドしか知らせてなくて……etc
現金払いと土日のこと、および家に呼ばないくらいじゃ
バレないとたかをくくっていたのだろう。
しかし相手が悪かった。
お水だぜ。
「メイサ、何の事そんなに疑ってるのか言ってよ。
言わなきゃ何もわかんないから、俺たち堂々巡りじゃん」
いやテメーのせいだろ
あたしは
「オッケーわかった。マジで、マジで、マジで時間の無駄だった」
と言った。
悲しかったし
悔しかった。
何がって、ちゃんと謝ってくれなかったことだった。
そして、こんなクソうざいやりとりを
全部自分の母国語以外でやらなきゃいけなかったことが。
私は背を向けて歩き出した。
アイアンも立ち上がり、私を呼んだ。
「メイサ!行くの?ハグは?」
「…………(コツコツコツ去)」
「もう本当に俺に会いたくないってこと?
サヨナラも言わないのかよ!」
ピタ
と足を止めたあたしは
振り返った。
言っとくけど
万が一の場合も考えて来てっから。
私はアイアンに向かって歩きだした。
続きます!!
(疲れて来ました!笑)
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