『ちょっ、チョーカーじゃなくて!?』
驚愕‼︎というスタンプと共に、みずきのコメントが上がった。
可愛いキャラクターが白眼になって、脇には小さい魚のイラストも描かれている。
ギョッてことだ。
私は吹き出し、軽快に続きをしたためた。
『そうなの。首輪よ、く、び、わ。
悪ノリしてワンワンって言ったら、可愛い〜!って大喜びしてました』
『雅留くんの独占欲、もはや国籍の問題じゃないと思います!』
『雅留くん、メイサちゃんに首輪を下さるとは…それで良いのか22歳』
そう、なぜか知らんが雅留は私に首輪をプレゼントしてくれた。
ていうかもっと言うと他にも色々くれた。
私はプレゼントに関してはスーパー女脳の持ち主なので、花とか光物が欲しかったのだが、
そういった類ではなく完全にSさんとMさんに傾倒した物ばかりくれた。
手錠に首輪、それからちょっとセクシーな下着。
そんなもん使うチャンスが一度もないうちからだ。
恐らくこれから一緒に使う気なのだろうけど。
『おまけに私のことワンワンって呼ぶ』
私の追記にヒロちゃんは、ご臨終ですとスタンプで返した。(爆笑)
まぁーね。
私だって9個も下のご主人様(笑)ができるとは思ってなかったわ。
でも貰っちゃったんだよなぁ。
正直そーゆーのも嫌いじゃないと思うけど、実際やってみたことはないからな。
んー、と考えを巡らせる。
首輪を買った時は、雅留が着けてみてくれた。
2人きりの試着室で顎を上げさせられ、彼の手と真っ赤な首輪が私の首を這う。
鏡に映ったそれを見た時、物凄く緊張したのを覚えている。
うん、多分好きだわ。
『………ってな事があって、首輪貰ったのよ!めっちゃ年下の子に(笑)』
と、書いて送信ボタンを押すと、すぐに翔一の発言リストに入力中マークがついた。
昼間は女子トークで、夜は英語の勉強を言い訳にアプリ上で。
私は雅留の話を酒の肴にしていた。
私がワインに口をつけたところで、翔一から返信が届いた。
今夜は英語だ。
『へー。面白い経験したね笑』
『あら、あんまりびっくりしてないわね』
『いや、だって僕も色々持ってるからね』
はい?
『えっなに?首輪持ってるの?』
『んー、首輪は持ってないけど、手錠はあるよ』
(´⊙ω⊙`)
『マジで?他になに持ってるの??』
『んー、、、目隠しとかロープとか(笑)鎖とか』
柔らかいのもあるよ、といらん余談もくれた(笑)
ちょ、ちょちょちょ
欧米人ってそうなの?
いや日本にもいると思うけど皆もっと隠してるって言うか、そこまでメジャーじゃないっていうか…
私が気持ちショジョなだけ?
『お店で買ったの?それともインターネット?』←聞くんかい
『んー、半々。前に彼女と一緒に。』
『…楽しそうだね』
『(笑)楽しいよ。』
話が弾むにつれ、翔一はそういうツールが大好きな事がわかった。
というか、彼いわく性に対して貪欲なんだそうだ。
そういう話題について話すのは好きだけど、話したい相手と話したくない相手はいる。
それは彼にとっても同じだったようだけど。
『翔一はこういう話は誰とでもするの?』
英語に疲れた私の提案により、今度は日本語でチャットを始めた。
こういうスイッチが楽にできる相手は、本当に貴重。
『いや、元々あんまりしない。好きだけど。(私と同じだわ←お前してるだろ)
聞かれたら正直に返事するけど 』
『そうなのね』
『何かね、性格的にも信頼できそうな人とか気になる人だったらする。
誰でもは楽しくない。関係は大事かな。』
メイサは?と聞かれたので考えてみた。
考えている間に、よかったら違うアプリで話さないかと提案された。
『ずっとここで話すの、なんか変。
特にあんなトピック(笑)』
ま、そうか?
『いいよ、違うのでも、ラインとか』
『嫌だったらハッキリ言って良いよ』
『イヤじゃないよー。
私は、オンラインなら結構誰とでもああいう話できるかな。リアルだったら多分なかなかしない』
『んーそうだね。そういうパターン多いと思う』
『翔一とは沢山話してるけど、8割はああいうどーでもいい話してるよね』
『(笑)』
『私は楽しいけど、翔一はどうなんだろうと思って聞いてみたんだ』
相手が辛抱強い人の場合、一見会話が弾んでいても楽しんでいない事がある。
自分自身そういう表面的なことをする人間だし、人間にはありがちな事だと思う。
そういうところを、汲めていたならもっと違う未来があったのかなって
思う時が何度かあった。
突然連絡が途絶えた仁さん。
私はずっと、その理由を探してもがいていた。
私には理解しがたい彼の行動。
でも、もしかしたら私が何かしてしまったのかなって
思いついてしまった。
思えば最近、心を開きすぎていたかもしれない。
親しき仲にも礼儀ありっていう日本語を、忘れていたかもしれない。
彼が私の国に来れなかったのも、もしかしたら来たくなかったのかもしれない。
そう思わせたのは最近の私の言動がいけなかったのかもしれない。
それなら辻褄が合ってくる。
と、思いついてしまったのだ。
そんな心の内を知らない翔一は、メイサが話しやすいからだよと優しい返信をくれた。
『あんなくだらない茶番(笑)なかなか付き合ってくれる人いないよ』
『ま、そうかもね』
『メイサ、頭の回転速いし』
『しかも勉強中の言語で話すのしんどいわ笑』
『ユーモアのセンスもいいし、好き(笑)』
私は吹き出した。
『ははは、告白されたわ。下ネタ話してたら(笑)』
『(笑)』
『そういえば昨日、彼氏いないか聞いたよね』
返事を避けたわけじゃなのだけど、相当流暢な翔一と
英語でオブラートに包んだ下ネタを話すのは結構大変で、質問の全ては拾えなかった。
『いないよ。誰かいい人いたら紹介して。』
『ははは(笑)今いるよって言ったらなんか最悪(笑)』
『ちなみに好みのタイプは頭が良くて優しい人かな。国籍は不問』
じゃぁ僕はただの外人だから無理かな😹、と翔一は可愛い絵文字と一緒に送ってきた。
翔一はいつも温厚で可愛い。
イエスとノーはハッキリしているけど、怒るところが想像できない。
イエスとノーがハッキリしてないのにパッションが過ぎる私とは、白人アジア人以外でも違う人種だ。
そして、突然連絡が途絶えた不誠実な仁さん
偏屈で七面倒臭い変人の咲人
同じ国籍である彼らとも、違っていた。
驚愕‼︎というスタンプと共に、みずきのコメントが上がった。
可愛いキャラクターが白眼になって、脇には小さい魚のイラストも描かれている。
ギョッてことだ。
私は吹き出し、軽快に続きをしたためた。
『そうなの。首輪よ、く、び、わ。
悪ノリしてワンワンって言ったら、可愛い〜!って大喜びしてました』
『雅留くんの独占欲、もはや国籍の問題じゃないと思います!』
『雅留くん、メイサちゃんに首輪を下さるとは…それで良いのか22歳』
そう、なぜか知らんが雅留は私に首輪をプレゼントしてくれた。
ていうかもっと言うと他にも色々くれた。
私はプレゼントに関してはスーパー女脳の持ち主なので、花とか光物が欲しかったのだが、
そういった類ではなく完全にSさんとMさんに傾倒した物ばかりくれた。
手錠に首輪、それからちょっとセクシーな下着。
そんなもん使うチャンスが一度もないうちからだ。
恐らくこれから一緒に使う気なのだろうけど。
『おまけに私のことワンワンって呼ぶ』
私の追記にヒロちゃんは、ご臨終ですとスタンプで返した。(爆笑)
まぁーね。
私だって9個も下のご主人様(笑)ができるとは思ってなかったわ。
でも貰っちゃったんだよなぁ。
正直そーゆーのも嫌いじゃないと思うけど、実際やってみたことはないからな。
んー、と考えを巡らせる。
首輪を買った時は、雅留が着けてみてくれた。
2人きりの試着室で顎を上げさせられ、彼の手と真っ赤な首輪が私の首を這う。
鏡に映ったそれを見た時、物凄く緊張したのを覚えている。
うん、多分好きだわ。
『………ってな事があって、首輪貰ったのよ!めっちゃ年下の子に(笑)』
と、書いて送信ボタンを押すと、すぐに翔一の発言リストに入力中マークがついた。
昼間は女子トークで、夜は英語の勉強を言い訳にアプリ上で。
私は雅留の話を酒の肴にしていた。
私がワインに口をつけたところで、翔一から返信が届いた。
今夜は英語だ。
『へー。面白い経験したね笑』
『あら、あんまりびっくりしてないわね』
『いや、だって僕も色々持ってるからね』
はい?
『えっなに?首輪持ってるの?』
『んー、首輪は持ってないけど、手錠はあるよ』
(´⊙ω⊙`)
『マジで?他になに持ってるの??』
『んー、、、目隠しとかロープとか(笑)鎖とか』
柔らかいのもあるよ、といらん余談もくれた(笑)
ちょ、ちょちょちょ
欧米人ってそうなの?
いや日本にもいると思うけど皆もっと隠してるって言うか、そこまでメジャーじゃないっていうか…
私が気持ちショジョなだけ?
『お店で買ったの?それともインターネット?』←聞くんかい
『んー、半々。前に彼女と一緒に。』
『…楽しそうだね』
『(笑)楽しいよ。』
話が弾むにつれ、翔一はそういうツールが大好きな事がわかった。
というか、彼いわく性に対して貪欲なんだそうだ。
そういう話題について話すのは好きだけど、話したい相手と話したくない相手はいる。
それは彼にとっても同じだったようだけど。
『翔一はこういう話は誰とでもするの?』
英語に疲れた私の提案により、今度は日本語でチャットを始めた。
こういうスイッチが楽にできる相手は、本当に貴重。
『いや、元々あんまりしない。好きだけど。(私と同じだわ←お前してるだろ)
聞かれたら正直に返事するけど 』
『そうなのね』
『何かね、性格的にも信頼できそうな人とか気になる人だったらする。
誰でもは楽しくない。関係は大事かな。』
メイサは?と聞かれたので考えてみた。
考えている間に、よかったら違うアプリで話さないかと提案された。
『ずっとここで話すの、なんか変。
特にあんなトピック(笑)』
ま、そうか?
『いいよ、違うのでも、ラインとか』
『嫌だったらハッキリ言って良いよ』
『イヤじゃないよー。
私は、オンラインなら結構誰とでもああいう話できるかな。リアルだったら多分なかなかしない』
『んーそうだね。そういうパターン多いと思う』
『翔一とは沢山話してるけど、8割はああいうどーでもいい話してるよね』
『(笑)』
『私は楽しいけど、翔一はどうなんだろうと思って聞いてみたんだ』
相手が辛抱強い人の場合、一見会話が弾んでいても楽しんでいない事がある。
自分自身そういう表面的なことをする人間だし、人間にはありがちな事だと思う。
そういうところを、汲めていたならもっと違う未来があったのかなって
思う時が何度かあった。
突然連絡が途絶えた仁さん。
私はずっと、その理由を探してもがいていた。
私には理解しがたい彼の行動。
でも、もしかしたら私が何かしてしまったのかなって
思いついてしまった。
思えば最近、心を開きすぎていたかもしれない。
親しき仲にも礼儀ありっていう日本語を、忘れていたかもしれない。
彼が私の国に来れなかったのも、もしかしたら来たくなかったのかもしれない。
そう思わせたのは最近の私の言動がいけなかったのかもしれない。
それなら辻褄が合ってくる。
と、思いついてしまったのだ。
そんな心の内を知らない翔一は、メイサが話しやすいからだよと優しい返信をくれた。
『あんなくだらない茶番(笑)なかなか付き合ってくれる人いないよ』
『ま、そうかもね』
『メイサ、頭の回転速いし』
『しかも勉強中の言語で話すのしんどいわ笑』
『ユーモアのセンスもいいし、好き(笑)』
私は吹き出した。
『ははは、告白されたわ。下ネタ話してたら(笑)』
『(笑)』
『そういえば昨日、彼氏いないか聞いたよね』
返事を避けたわけじゃなのだけど、相当流暢な翔一と
英語でオブラートに包んだ下ネタを話すのは結構大変で、質問の全ては拾えなかった。
『いないよ。誰かいい人いたら紹介して。』
『ははは(笑)今いるよって言ったらなんか最悪(笑)』
『ちなみに好みのタイプは頭が良くて優しい人かな。国籍は不問』
じゃぁ僕はただの外人だから無理かな😹、と翔一は可愛い絵文字と一緒に送ってきた。
翔一はいつも温厚で可愛い。
イエスとノーはハッキリしているけど、怒るところが想像できない。
イエスとノーがハッキリしてないのにパッションが過ぎる私とは、白人アジア人以外でも違う人種だ。
そして、突然連絡が途絶えた不誠実な仁さん
偏屈で七面倒臭い変人の咲人
同じ国籍である彼らとも、違っていた。