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記憶を補完するための記録

鎌倉殿の13人ベストキャスト

2023-01-15 08:47:30 | 日記

やっと昨年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の視聴が終わった。

録画組だったのでかなりため込んでしまったけど、最後のほう一気見した。

大河ドラマがおもしろかったときは、ベストキャストっていうのを書くことにしているので、鎌倉殿でも書いてみようかと思う。13人じゃなく10人で。

 

北条義時(小栗旬)

小四郎。主人公だけど、序盤はいろいろ頼まれては困ってなんとかする、ってキャラが後半どんどん暗黒に。顔つきも変わった。鎌倉時代のことほとんど知らなかったし、執権ってなんぞや?って状態だったし、見終わってもわからないことだらけ。わかったのは嫌な時代だったんだなーと。その象徴が小四郎。

 

源頼朝(大泉洋)

大泉洋さんが演じるとまじめなキャラも怖いキャラもどことなくユーモラスに見えてしまう、というのがこの悪い頼朝に絶妙に人間味を与えてくれてそれが良かった。

 

北条政子(小池栄子)

母性もあり威厳もあり、貫禄がある。大泉&小池夫婦ってだけでコントできそうなのに、二人とも迫力の名演技でただのコメディじゃなく重厚な大河ドラマに仕上がった。

 

畠山重忠(中川大志)

コントもこなす中川大志くんがまっとうでかっこいい武士の役。最期までかっこよかった。

 

和田義盛(横田栄司)

正直で裏表なく、豪快でいい人。だいたい戦は気が乗らない。戦うと強い。巴御前(秋元才加)との関係もよかった。(巴の鹿のマネが最高だった。)

 

八田知家(市原隼人)

はだけすぎていた。実はあなたより年上だ、と三善さん(小林隆)に言ってびっくり笑。

 

三浦義村(山本耕史)

裏切るのか裏切らないのか最後まで小四郎の友人なのに気が抜けなかった。トウ(山本千尋)に「俺の女になれ」という余裕。あれはなんだ。

 

善児(梶原善)

善児のクレジットを見ただけでお茶の間が凍りつく、とまで言われた。殺し屋。同時期に見てた「ファーストペンギン!」の梶原善さんの役が正反対のおバカキャラで俳優さんってすんげーなーと思った。

 

後鳥羽上皇(尾上松也)

意地悪なことを言っても品があってなんかかわいらしい。肌がもちもちしていた。

 

北条泰時(坂口健太郎)

あのひどい時代を経て、御成敗式目を完成させた、ということがこの大河ドラマの希望の光だった。初(福地桃子)との夫婦も良かった。

 

これで10人。前半の源義経(菅田将暉)や上総(佐藤浩市)も良かった。全成(新納慎也)と実衣(宮澤エマ)夫婦も。頼家(金子大地)も実朝(柿澤勇人)も。ちょっと書ききれない。ティモンディも。出てきた人たちみんなそれぞれキャラクターがあって、生き生きとしていた。

「しぬどんどん」とか「死ぬ死ぬエヴリバディ」とか言われて、いい人から死んでいく、次々と死んでいくという時代。ひどい。人を疑って殺して、というより信頼し合って助け合ったほうがいいのに、と現代の価値観だと思ってしまうけどね。だから泰時が御成敗式目を作った、ということなので、希望をもって終わったように思えた。

これくらい容赦ないほうが大河ドラマはおもしろいのかもしれないね。史実をもとにしているってのがこわいね。昔っていやだね。

コメント
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