銀の砂時計

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ライブドア上場廃止決定と末端ユーザーの不安

2006-03-14 12:17:06 | あきかぜ便り~日記
ライブドアは自らの粉飾決算で上場廃止が決定されたと報道されています。

多くの株主を抱えるライブドアの社会的影響を考えると、株主を主体とした問題を報道するのは当然かもしれません。しかし、ライブドア問題の影響は株主や経済的なものだけでは無いのです。私にとっても切実なことなのですが、それはソフトウェアの問題です。

私のメールソフトは Eudora。それはもう永い付き合いで、PowerPC登場の頃にMacユーザーとなった時から(当時はフリーウェアとしてのみ存在していたのですが)、ずっとずっとEudoraだけを使用してきました。すっきりしたデザイン、Mac的な操作性が自然にソフトの中に溶け込んでいるということもあり、私にとってEudoraは無くてはならない存在です。とても気に入っているメールソフトなのです。この気持ちはApple純正「Mail」がある今でも、古いユーザーならきっとお分かり頂けるかと思います。

その後、Eudoraは有料プロ版の販売が始まり、販売会社の変遷も経験しました。変遷の中で、いつの間にか「ライブドア」という文字が入っていたことに気が付いたのは、バージョンアップの頃でした。Eudoraにライブドアという社名が入っているのに違和感を覚えたものです。しかし、今やEudoraはライブドアが販売する代表的なソフトウェアの一つとなってしまいました。

今回の事案により、開発・販売を担当するライブドアは、かなり不安定な状況になるでしょう。不安定な企業環境では、ソフトの開発も充分に行われないのではないかという不安があります。折しも Apple のMacは PowerPC からIntelへの移行時期にさしかかり、ソフトウェア的にも対応が必要になってくる重要な時期のはずです。その重要な時にしては、あまりに良くない話が続きすぎています。

もちろん純正「Mail」や「Thunderbird」に乗り換える方法もあるでしょう。でも、できることなら私はEudoraのままでいたいのです。長い間親しんだ環境は、居心地が良かっただけに移行したくないという気持ちが強くあります。Eudoraという名前も好きですしね。


長い歴史を持つメールソフトEudoraの今後はどうなるのでしょう?
大好きなソフトの行く末を末端ユーザーとして見守ることしか出来ないことを残念に思います。またライブドアにお願いしたいのは、Eudoraなどユーザーへの情報提供をもっと充実させるべきです。現状はお世辞にも充分とは言えません。末端ユーザー(しかも有料版)も「お客様」なのですからね。

ニワトリさんがメールを運んできてくれた頃が懐かしいです・・・
(T_T)

Eudora 6.2J for MacOS X

ライブドア

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