悲しい習性

暖かくなってくると、野外のイベントが増え、踊らせてもらえる機会も多くなる。

５月のイベントで踊る曲を先生の前で踊って見せた。
　
先生｢うんうんうん、きれい、きれい｣

一同｢・・・｣

先生｢揃ってるし、手の振りもきれい｣

一同｢・・・｣

先生｢表情もいいし」　

一同｢・・・｣

先生｢歌えてるし｣

一同｢・・・｣

先生｢褒めてるんだけど！！｣

一同｢・・・え？｣

いつも怒られてばかりで、褒められたことなんてないもんで、「けど、あれができてない」「からの、これがだめ」「もっと、ここが」と、後に続くであろう否定の言葉に全員身構えていた。習慣って恐ろしい。