赤岳展望荘に下りて、後ろを振り返ると赤岳山頂は雲の中になってた
さーココから横岳をめざす
横岳までの道のりは1時間くらいか
でも険しいという情報
どのくらい険しいの
硫黄岳山荘までは何時間かかるんだろう
そんな不安を抱えつつ「安全第一、安全第一」
いきなり鎖場を下り
「道幅狭っ」
しかし下の見晴らしは最高
行者小屋もしっかり確認できる
しかし
我が前方は雲の中
次第に疲れて、足がフラつく
こんなとこで滑落したとか、足滑らせてケガしたとか言ったらシャレにならんな~
よじ登ったり、恐る恐る下ったりを繰り返しながら、14時
なんとか2829m横岳山頂に到着
尖った山だけに山頂は狭い
今回山道が険しいので、荷物を減らしザックはドイターの38Lにした
良かったかもやっぱり荷物は軽いに超したことないなと思った
ここまでの道のりはなかなかなハードだったが、それよりもウザいのがアブだかブヨだか
もうず~といるどこ行ってもいる
ブーブー、ブーブーうるさいよ
虫除けスプレーやベープ持ってたけど、こいつらには関係なしだった
しかし幸い刺されることはなかったが、途中手を刺されたとか言ってる人もいた
さー後は今日のお宿、硫黄岳山荘に行くだけ
ビールが待っている
晩飯が待っている
先を急げと気持ちが焦る
振り返ってみた横岳は、俺どこ通って来たのって感じ
その後の道のりも結構大変で写真を撮る機会がなかなか無かった
風が強くなり、雲の中に入ったのか10m先しか見えなくなった
寒いからジャケット着るかな~とか考えてたらガーミンの電池が切れた
休憩がてら電池入れ換えて、さー急げと思って、前を見たら硫黄岳山荘があった
なんだよっもうすぐそこじゃん
こんな手前で休憩してたのかと思うと、追い抜いて行った人たちは「あの人何してんの」って感じじゃねーか
何はともあれ今日の縦走コースはこれで終わった
山小屋に入ると、すでに人が一杯
今日は満員だそうだ
寝床に案内されると二段ベットにふとんが鮨詰め状態
ウォー富士山で見た光景
両サイドに汚いオヤジが来ないことを祈る
この山荘はポンプで水をくみ上げてるらしく、500円でシャワーが使えるし、トイレはウォシュレットなのだ
そこだけはうれしい感じだった
晩飯は17時からだそうな
ちょっと外でビールを飲みながら時間をつぶそうと思って外に出たが寒い
こりゃいかんと部屋に戻るが、居場所もなく結局寝床で横になるしかない
やっと晩飯の時間になって食堂に人が押し寄せる
これまた鮨詰め状態で晩御飯
おかずはから揚げ1個、缶詰のいわしと思われる魚が半切れ、後は写真のような感じ
味噌汁は味噌がまったく入ってる様子のない汁
寂しい晩飯だったが、仕方ない
晩飯が終わると、もうする事がない
結局寝床で横になる
すでにどこからかオヤジのイビキも聞こえる
20時消灯
やっぱり両となりともオヤジだった
当たり前だけど・・・
右側のオヤジは静かできれいなオヤジでよかったが、左側のオヤジは汚ねー
おまけに枕を逆にしやがって汚い足が俺の顔の20センチ横に
オェ~絶対左は向かない
熟睡など出来ず、1時間起きに目が覚めながら、ひたすら朝を待つ