散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

若気の至りが過ぎてメタボでも、世遊びは辞められない。

ガチあま!82分の14

2013年01月16日 | ☆ガチうま商店街

4ヶ月も期間がありながら、行こう行こうと思っている内に時が過ぎてしまった。
それでも、なんとか手に入れて実食できたものが、参加82店舗中14店舗の“あまいもの”。
「ガチあま!」は、2回目の試みで、初回は「ガチコロ!」といい、コロッケの勝負だった。
横浜市商店街総連合会(市商連)が主催し、参加38店舗だった「ガチコロ!」は、初回だけに、どの店舗も腰が重く、市商連から傘下の「区の商店街連合会(区商連)」を経由して、趣旨に賛同した商店街が後押しするカタチで参加した店舗が多かったという。
結果、60%ほどのお店が、参加した結果売上げが伸びたとアンケートに答えたと聞いた。
では、残り40%のお店は、売上げに影響しなかったかというと、「ガチコロ参加にあたって、エントリーしたコロッケは、特別に商品化したものではなく、普段から売っているコロッケだったので、そのために売上げが伸びたのかわからない」と答え、「ただし、いつも買いに来てくれるお客さんばかりではなく、わざわざ遠くから訪ねてきて、買っていくお客さんがいた」ことを全てのお店で実感したともいう。
それが、ガチコロ!参加38店舗だったものが、ガチあま!参加82店舗まで押し上げる結果を生んだ。

さてさて、メタ坊が実食した“あまいもの”を紹介しよう!

シャーロン「スモールポテトパイ」120円<銀賞を受賞
(金沢区西柴ショッピングセンター)
バター風味の効いたスイートポテトの底がパイ生地になっている。
見た目は悪いが、地元に愛され続けている理由がわかる。


浜志”まん「ミニボストン」350円<銅賞を受賞
(中区伊勢佐木町商店街)
お店で食べたコメントは、ここをクリック。


村上商店「黒豆大福」100円<銅賞を受賞
(中区山元町二丁目商栄会)
昔懐かしいアーケードの残る商店街で、看板には村上履物店とある。
履物店として商売を始めて、今は半分を洋品店、半分を和菓子屋として商売している。
だからといって片手間なのではなく、戦後から始めた和菓子はすべて手作り。
どことなく異空間を漂わせている店だけに、和菓子を買って食べたときのインパクトがハンパではない。
豆大福の「豆」が黒大豆で、そのふっくらとしてほんのりとした甘みがいい。


菊月「かねさわ一番ポテト」160円<銅賞を受賞
(金沢区金沢文庫大通り商店会)
これもバター風味豊かな和菓子屋さんのスイートポテト。
サツマイモの食感を感じさせるよう、粒のある舌触り。


いろり「フルーツ生クリームあんみつ」650円<銅賞を受賞
(中区石川商店街)
ガチあま!が始まる以前に行ったので、いろいろ話を伺った。
というのも、あの夏目雅子さんがデビュー前の女学生の頃から、通っていたお店と聞いていたからだ。
当時は、女学生のみでの飲食は学校が禁じていたので、お母さんやお祖母ちゃんと来ていたそうで、卒業後デビューすると、ふらりと立ち寄ることが多かったとか。
あんみつの寒天もアンコも白玉も、そして、かける赤みつも手作りというこだわりの一品。
しかし、常連が愛して止まないのが「ソースやきそば」。一度お試しあれ!


ガトードボワイヤージュ馬車道本店「シブーストロール」998円
(中区馬車道商店街)
お店に入ると、目移りしてしまいそうなほど、美味しそうなスイーツが並んでいる。
普段からある商品なので、あえてガチあま!参戦を意識しないところに置いてあるところが店の心意気なのだろう。
シブーストだけに上掛けのパリパリがアクセントとなっているものの、普通に切ろうとすると刃が立たずうまくいかない。
これぞスイーツの王道といったロールケーキだけに、均等に分配しないと恨みが恐ろしい。


新若松「涼菓ぷるぷる」180円
(港北区南日吉商店会)
冷やして食べる小豆とコーヒーのコラボレーション。


満寿屋「豆大福」110円
(本郷町商栄会)
大正時代、もともと製麺所から創業したお店で、横浜特有の和洋中さまざまな麺をつくる関係で、小麦粉や米粉など粉という粉を知り尽くすうち、それなら最善の粉を使って和菓子を作ってみようということになったという。
豆大福の皮も、もっちりとしているわりに、歯ごたえはやわらかく、お年寄りも安心して食べられるように工夫してある。
使う粉の配合で、時間が経ってもやわらかさを保つことができるのだそうだ。


ガトーよこはま「よこはまチーズケーキ」367円
(神奈川区六角橋商店街連合会)
“伝説のチーズケーキ”をトレードマークに店舗展開をしていて、相鉄線駅構内でも手に入る。
ワールドポーターズや関内、綱島、そして羽田空港にも店がある。
それだけに、横浜市中央市場の橋際にある本店で食べた。
それも、チョコチップ入りのチーズケーキ。
市場食堂でのランチのあと、運河を眺めながらのコーヒーブレイクに、ぜひ行ってみると最高です。


ピオン洋菓子店「大倉山チーズタルト」210円
(港北区大倉山商店街)
大倉山商店街は、ギリシャ神殿を思わせるような大倉山記念館の意匠をモチーフに、イメージづくりをしている商店街で、この洋菓子店のようにおしゃれな店がある。
ほろっとしたタルト生地に包まれたチーズがとろける感触を持つ。やはり、おしゃれだ。


ばろん本牧店「クリームパン」130円
(中区本郷町商栄会)
戦後、あをき菓子店として創業した。
パンはヤマザキパンから仕入れて売っていたそうで、焼きたてを店頭に並べたいと直訴を繰り返すも、当時は焼いた翌日に流通する仕組みになっていたため、念願かなわず、一念発起して自家製パンをはじめ、屋号を「ばろん」とした。
パンと一口に言っても、いわゆる食パンや、フランスパン、コッペパンなど形や食感もさまざま、それに菓子パンや調理パンも加わって、その素材に合わせた焼き方、パンに合わせた具材の工夫など、美味しくパンを食べてもらいたいという信念は変わっていない。
そのひとつがクリームパン。
自家製カスタードクリームに秘密があるという。
人気商品だけに買えればラッキー。
本牧間門に工場があり、そこを「本牧館」本店、本郷町の店は本牧館の看板やテナントの浜うさぎがあってわかりづらいが「ばろん」、そしてイオン本牧店の中にも店を構えている。


喜月堂本店「喜最中」242円
(中区本郷町商栄会)
横浜のお土産といえば「崎陽軒のシウマイ」というのと同様、最中は「喜最中」と並び称される。
悲しいことに、若者のあんこ離れとともに、最中と書いて「もなか」と読めなくなってしまった時代を迎え、メタ坊としては心苦しい。
テレビ時代劇・水戸黄門の中で、悪代官と越後屋が菓子折の受け渡しをして、蓋を開けると、小判包みが並んでいる。
「おまえもワルよの~~~」というセリフが出てくるけれど、あれほどにずっしりと重く、持った感じは小判包みに等しい。
本店には作業場があり、餡場(あんば)と呼ばれるところには、給食室で見かける大きな釜が5台あって、自家製餡をつくっている。
明治創業だけに全国各地から和菓子屋さんの跡取りが住み込みの修業に来るそうだ。
ときどきお店をのぞくと、創作和菓子が並んでいたりして、若い和菓子職人の心意気に触れることができる。


フランス菓子料理教室 Eiko Morita「モトマチ塩プリン」315円
(元町エスエス会)
おしゃれな商店街におしゃれな名前を付けようとカタカナにすると、さすがに苦労するのか、舌を噛むのか、
元町ショッピングストリートが略されて、元町SS会と表記する。
元町商店街でチャーミングセールなのではなく、元町SS会のチャーミングセールなのだ。
そして、その1本山手側の通りは、元町クラフトマンシップストリートといって、元町CSと略されることが多く、混乱する。
Eiko Moritaは、元町SS会に加盟する店舗なのだが、料理教室がメインなので、堀割川に面するビルの2階にあって、たどり着くのが容易ではない。
クチコミでは有名なところらしく、派手な看板を出す気もなく、せっかくの機会だから参加した程度の雰囲気が漂っている。
コクと甘みが、これぞフランス菓子なんだと主張していた。


もみぢ「大銅鑼焼」370円
(野毛商店街)
戦後、港町・横浜らしい商品をと、大銅鑼焼をつくった。
とにかく、あんこもたっぷり入って、実に大きい。


「ガチあま!」エントリー店舗一覧は、ここをクリック

偶然にも、入賞9店舗のうち、5店舗のあまいものを食べていた。
しかし、どれが入賞するのかは紙一重といったところだから、入賞しなかったものでも、かなり美味しいものがある。
「ガチあま!」は終わったけれど、何かの折には訪れてみたい店もまだまだある。
次回は、「ガチどん!」との情報を得た。本当かなぁ?

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今回、参加していなかったけれど、気になるお店を紹介しておこう。

ひとつは、山元町2丁目にある「おかめ」という食堂で売っている豆大福と豆板餅(見出し写真)。
毎朝、2升ほどの餅をついて、つくっている。
これこそ、つきたてのお餅らしく、もちもちした食感が人気で、昼頃には完売だ。

もうひとつは、伊勢佐木町6丁目の「川本屋」というお茶屋さんで売っているパウンドケーキ。
楽天市場からのアプローチを受けて商品化したもので、店に行くと目立つところに商品を陳列していない。
もっぱら通販が中心なので、申し出ないと店頭で受け取れない。
抹茶、和の果実(下写真)、季節の3種があり、味が濃く、まったりした口当たりが、店の主力商品の煎茶ではなく、抹茶やコーヒー・紅茶に合うところがまた面白い。


日本大通りと富士山を被写体として、定点観測中です。


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