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台風19号が足早に過ぎていくと、寒暖の差が激しくなって、一気に秋が近づいてきました。
この季節になると、オフコースの「秋の気配」を口ずさんで散歩したりします。
16日に富士山の初冠雪が記録されたのも、温帯低気圧となった台風19号が北海道オホーツク海側に抜けて、シベリア高気圧と西高東低の気圧配置になったからだと解説されていました。
キンモクセイが香りを漂わせています。
実は、もっと前に気温が下がり始めたころ、咲き始めたものの、突然、夏日が続いたために、花を落としたので、今年はこれで終わりかな?と思っていました。そのせいか、彼岸花もほとんど咲かないまま、葉が伸び始めました。
一方、木々を見上げていると、鈴なりにクルミが実っています。
グミは、小さめ、それでも鳥がついばむため、枝の奥の方に実が並んでいます。
河原を歩いていると、ところどころに白い花の群落が見られます。よくよく見ると、どうもこれは蕎麦の花のようです。きっと、上瀬谷通信所周辺の畑に撒かれた蕎麦の実が流れ着いたのでしょう。
寒くなって、鳩もうずくまりがち、護岸のブロックのふちに止まって、陽を浴びていました。眺めていると、今度は川に入って水で羽を洗います。どうもサウナ気分で行ったり来たり。こちらには、捕って食べようという人がいないので、のんびりしたものです。
ススキの穂が開き始めると、さおさら秋の深まりを知らせています。仁王様も半裸ですから、寒さについ顔もしかめがちです。
常緑樹・イヌツゲの生け垣の前を車いすが通り過ぎていきました。人は、木の寿命に比べれば、一瞬の存在です。まだ、刈り取りの終わっていない田んぼには、黄金色を過ぎて、枯れ草色になった稲がはえたままです。スズメやほかの鳥たちもここぞとばかりに群れ集っていて、ひょっとしたら、自家用の田んぼなので、家で食べる分はほぼ収穫が終わり、鳥たちに施しているのかと思ってしまいます。
農産物の直売店で、小さな柿を買いました。
緑のカーテンになっていた西洋アサガオが取り払われたあとの、コンクリートのすき間から「ど根性アサガオ」が芽を出しています。西洋アサガオは多年草で越冬するものもあると聞いていますが、日本の冬は越えられるのでしょうか?
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