散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

若気の至りが過ぎてメタボでも、世遊びは辞められない。

100円回転寿司

2008年03月16日 | ★ぐるメタ坊食日記
寿司屋へ行くと、メニューも見ずに「中トロにぎり1人前」と必ず頼む友人がいる。ず~っと独身を通してきたから、この齢になったら、ファッションよりも食に金をかけたいという。だから、その値段が五千円だろうと1万円だろうとビクともしない。先日は寿司屋にランチしに行き、お勘定で二千五百円だといわれて「安いね」といったときには、妻から毎月小遣いをもらう身で、やむなく八百五十円のランチちらしを頼んだ私は、一瞬めまいがした。
回転寿司だからといって、最近はピンからキリまである。目の前を通り過ぎていく旨そうなネタに気を奪われて、1皿、2皿と食べていくうちに、精算してみると二千円や三千円かかってしまうこともざらにある。行った以上安いものだけにこだわって食べていると情けなくなるから、食欲中枢の命令するまま手をのばすことにしている。故に、会計後反省すること甚だしい。
庶民のその気持ちをマーケティングでもしているかのように、最近一皿百円の回転寿司が現れ、子連れ家族に評判をよんでいる。今回の「くら寿司」もその1つ。ただ入店して座ってみると、今イチ作法が判らない。そこいらじゅうに張り紙やら機械やらがあって、茶の入れ方以外は迷うことばかり。すると、女性スタッフが飛んできて、皿の取り方、端末への注文の仕方、精算の方法まで説明してくれる。会社の方針で作ってから55分後には処分されるため、売れ筋のもの以外は流れないか、1皿だけポツンと流れてくる。ほとんどが端末操作での注文になる。面白いのは、赤いトレイに乗った注文の1皿が近づいてくると、端末から警告音が流れ、画面には注文の品が近づきつつあることを表示する。それに、食べ終わった皿は目の前のシューターに滑り込ませることで、精算のカウントが自動的にされるようになっている。機械でにぎった寿司メシの上に薄く切ったネタがポンと置かれたものが寿司か?と聞かれると返事に困るが、もともと江戸時代に生み出されたにぎり寿司も、人通りの激しい露天での小商いがルーツだから、今どきの三つ星がどうのという店だけが寿司屋だと言い切るのもどうかと思う。
くら寿司>http://www.kura-corpo.co.jp/top.html

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« サイボーグ009 | トップ | ECO偽装に、思う »

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
くら寿司 (酔華)
2008-03-20 09:56:49
この「くら寿司」は我家の御用達です。そして、ここのシステムのスゴさに感心しています。
お客が少ないときは、レーンを短縮するんですね。皿の裏にはICチップが埋め込まれていて、レーンの下にあるセンサーが、何度回っているか、どれだけ時間が経過しているのか調べて、期限が来たのは自動的に廃棄ボックスへ。
皿の枚数を数える計数機、子供用のビックラポン、そして本社で全店の厨房、客席をモニターしているという管理体制、凄すぎて怖いくらいです。
返信する

コメントを投稿

★ぐるメタ坊食日記」カテゴリの最新記事