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「のぼう」は、でくのぼうを略して付けられた。
映画「陰陽師」もそうだけど、この「のぼうの城」も、所作が身についている狂言師・野村萬齋の当たり役といえる。
戦国時代、石田三成率いる2万の大軍に、500人で戦った話の展開としては、なかなか面白い。
城は「忍城」のこと。
浮き城と称され、沼地の中に点在する島に築城されていたため、守るに易く、攻めるに難かった。
北条氏康、上杉謙信、そして、豊臣秀吉の命により石田三成が攻めたものの、城は落ちなかった。
石田三成は、忍城を堤で囲み、水攻めという戦術をとった。
そのため、東日本大震災の津波を連想させることから、映画の公開が1年間ずれ、シーンも一部カット、エンドロールには、現在の忍城周辺、行田市の景色が映し出される。
原作を読んでいないから、わからないけれど、「墨攻」という映画を見ると、その描き方の違いがまた映画を面白くするに違いない。
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