ヤマト、発進!
そういえば「アルプスの少女ハイジ」がテレビ放映されていたころ、「宇宙戦艦ヤマト」もテレビ放映されていた気がします。
調べると1974年に、ハイジはフジテレビ、ヤマトは読売テレビ(日テレ)から同時間帯に放映されていました。
この1974年・昭和49年は、今でいうスマホにチャイルドモードやジュニアモードがあるのと同じに、テレビのチャンネル決定権は親にありました。
それも、リモコンやアプリではなく、親の権威というか威圧(このテレビは親が買ったもの、あるいはゲンコツ)だけで成り立っていたし、少ない小遣いをコツコツ貯めるか、アルバイトや手伝いをして稼いで買ったものが子の占有権を主張できる唯一のものでした。
子どもへの自由が与えられるのは、親に虐げられて育った団塊の世代が子を持ち、親を反面教師として子育てするようになったからだと思います。
とにかく、団塊の世代が人口の大多数なので、いつの時代も良しも悪しくも大きな影響を及ぼします。
ときは冷戦時代で、ベトナム戦争も泥沼化していた背景もあったのか、牧歌的なハイジ(中立国スイス)は、好戦的なヤマト(地球人vsガミラス星人)に視聴率で勝ちます。
ガミラスという星の名は、吸血鬼カーミラから名付けられたそうで、ガミラス帝国総統のデスラーはナチスドイツ「ヒトラー」のヒト・人を、デス・死に置き換えたようです。
ガミラス・冥王星基地からの遊星爆弾による無差別攻撃で地球は放射能に覆われ、地下都市を建設して抵抗しますが、圧倒的な科学力の差で、放射能汚染による人類滅亡まであと1年というときに、14万8千光年離れたイスカンダル星から放射能除去装置提供のメッセージと、ワープ航行できる波動エンジンの設計図が送られてきてヤマトの物語は展開していきます。
では、イスカンダルって何?と思って調べていたら、「イスカンダルはアレクサンダー」という記事を見つけました(ここをクリック!)。
インターネットを利用してググれば大概のことは検索できる今と違って、その当時はいろいろなスタッフの知識と、電話聞き込み、図書館や資料室でページをめくるといった作業が必要でした。
創作することのほとんどがアナログだった時代に、つくりこまれた作品って本当にすごいですね。
アルプスの少女 ハイジ 公式ホームページ(ここをクリック!)
宇宙戦艦ヤマト10月8日劇場上映ホームページ(ここをクリック!)
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ランチのパン食、2日目。
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