世界文化遺産に登録された富士山は、見る人を魅了する。
そのため、写真に凝り始めると、撮影対象として、富士山を選ぶ人が多く、最近のニュースでは、元旦の初日の出ではなく、富士山の頂上から姿をあらわす瞬間の「ダイアモンド富士」を撮影すべく、集まった人たちの映像が流れた。
このダイアモンド富士を撮るために、いったい何人の人が場所取りに徹夜したのだろう。
雪をいただく富士山と澄み切った空間を画面に切り取るには、極寒の朝か夕方がよいといわれる。
おまけに、多くの人が作品を発表しているから、場所にもこだわる。
どう考えたって、体に良い環境で撮影しているとはいえず、写真仲間では「富士山は寿命を縮める」といわれている。
さて、年末年始に、別ブログで公表している“富士山の定点記録”を整理してみた。
はっきり見えた日ばかりではないし、悪天候だから同じ場所で、あえて空模様を撮影した場合もある。
もちろん、富士山が姿をあらわしていたにもかかわらず、所用で撮らなかったり、撮りそこなった日もある。
しかし、これからも撮り続けたいのが“富士山”だ。
バスツアーの添乗員さんが言っていた。
「交通渋滞があったり、立ち寄った場所が不評を買っても、きれいな富士山が見えただけでツアーのお客さんは満足してくれる」と。
また、東海道新幹線の上りは、富士山側から指定席が埋まっていくのだそうだ。
和泉川と富士山を被写体として、定点観測中です。
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