神奈川県立公文書館には小さな?展示スペースがあります。
10月17日から来年3月31日まで、
「もうひとつの金河奇勝ものがたり」
「歴史資料で辿る神奈川の地名」
という企画展示をしているというので見に行きました。
歴史好きや、まち歩きを趣味にしていると、
こういった企画展示は、時間や興味があれば、わざわざ出かけていきます。
神奈川県立公文書館は、運転免許試験場のある旭区中尾にあり、
我が家から近いので散歩を兼ねてときどき立ち寄ります。
それにしても、今回は展示がダブルで、
それも壁面ケースのみというのは、
神奈川県が公文書館の維持にどれほどのウェートを置いているのかがわかります。
一時期は、国やマスコミをあげて「情報公開」に血眼になって取り組んでいましたが、
桜を見る会に象徴されるように、個人情報を盾にとって、
黒塗りにするか、やましい内容は保存期間を短くして廃棄するようになりました。
今は、積極的な情報公開を前提に建設された公文書館はやっかいもの?という訳です。
それから考えると、当時「ヒロシです」が市長となった某市では、
中国人留学生やナナコさんや、山手の囲い館など、
やましいことが多かったのか、
公文書館など建てる計画はさらさら無かったようで、代替施設は見当たりません。
当時、いろいろ通っていた事実を隠滅するために、
公用車の運行記録を廃棄したことが前例となったので、
新しい市役所への移転にあたり、
文書を保管するスペースが確保できないことを理由に、
保存年限の見直しを進め、すでに再生紙に姿を変えているかもしれません。
昭和は時効が成立しているとして、バブル期の盛衰とともにあった平成は、
有史の歴史の中に何ページ書かれ、どこまで深く記述されるのか?と考えます。
見えない書けない電子媒体の中に閉じ込められ、
いつか復元できないデータになって廃棄されていくのでは・・・。
とにかく、今回の企画展示、
コツコツと調べ上げた成果であることには頭が下がります。
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