雪山は、怖くもあり、楽しくもあります。
メタ坊が高校生の時、
ワンダーフォーゲル部の同級生が進学先も決まり、
あとは卒業するだけの試験休み中に、
ひとり雪山に挑戦して遭難したことに衝撃を受けました。
一方、大学浪人中にスキー場の保養所に住込みアルバイトした時、
志賀高原の国体コースを覚えたてのボーゲンで、
それこそ命がけの滑走?いやいやズルズルと落ちて行ったのを手始めに、
高所恐怖症にもかかわらず、
スキー板を履けばどこでも滑る受験生となりました。
スキー場は整備・管理されているので、
コースから外れさえしなければ安心して楽しむことができますが、
それでも寒さへの対策は万全を期します。
まして、雪山登山は万全には万全を重ねるほどの準備と装備が必要で、
自然の驚異が牙をむいたとき「想定外」が命取りとなります。
夏には多くの登山客でにぎわう富士山も、
雪山になれば、登山者を遭難者にしてしまう恐ろしい山です。
そこで、安心して登れる神奈川区にある富士山を2つ登ってみました。
ひとつは「熊野堂富士」と呼ばれる富士塚で、菅田町の最勝寺にあります。
自然地形を利用したもので、しっかり1合目から頂上まで目印の石碑が置かれています。
昔は、頂上から富士山を拝めることができました。
西側は住宅造成で家の軒先が邪魔して見えなくなったものの、
東側は開けた景色が眼下に広がります。
もうひとつは「羽沢富士」と呼ばれる富士塚で、
羽沢町の県営羽沢グリーンハイツの近くにあります。
こちらは高さ3mほど、噴火による火山灰を集めてできた富士塚のようです。
富士山の見える方角は、やはり建物に遮られていますが、田園風景が広がります。
ことのついでに相鉄線JR乗り入れに伴い開業した「羽沢横浜国大駅」を見に行きました。
1時間に3本のダイヤ、駅前を通るバスは1時間に1本。
建物はおしゃれですが、周辺はまだまだ秘境といえるかもしれません。
そのまま、西谷駅に向かってみると、この狭さは昔のままでした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます