散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

若気の至りが過ぎてメタボでも、世遊びは辞められない。

遠望・富士山2020.02.07(ダイヤモンド プリンセス)

2020年02月10日 | ☆撮!富士 #Fuji

「風邪は万病のもと」といわれ、ごくありふれた病気と思われがちで、
軽んじていると重い病になると昔から恐れられてきました。
中国の古典『黄帝内経』にある言葉ですが、
てんかんを風病というなど、
「風邪」は神経疾患をひきおこす原因とされていました。
今にいう風邪は「感冒」といい、
江戸時代に同じ意味で使われるようになったようです。

インフルエンザは「流行性感冒」といわれ、
862(貞観四)年には流行した記録があり、
貞観十四年には京に流行し、
渤海の客が外国の毒気を持ってきたと噂が広まりました。
インフルエンザが外国から入ってくることを知っていた訳です。

神奈川県庁本庁舎の屋上へ行きました。


大黒ふ頭に停泊するダイヤモンドプリンセスが、
ベイブリッジの向こう側に見えました。

幕末の横浜開港に伴い、やはり伝染病が流行りました。
このときは「コレラ」で、攘夷運動を大いに刺激しました。
1877(明治十)年、西南戦争で政府軍内にコレラが発生、
戦争終結に伴い神戸港へ入港した輸送船では、
兵士にコレラが広がりました。
その際、検疫官が上陸を阻止しようとしましたが、
船内の惨状に耐えきれず、銃を構えた兵士が勝手に上陸し、
結果、関西地方一帯に広がっていきました。
(参考文献:酒井シズ著・病が語る日本史)

防疫は、水際で食い止めることができるかどうかが、
まず流行を止める手立てであることは確かなようです。


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