朝早く、東急田園都市線「あざみ野駅」に召集がかかりました。
朝飯抜きで家を出て、集合時刻より早めに到着したので、
駅構内の「しぶそば」で腹ごしらえとなりました。
渋谷を拠点とする東急だから、駅蕎麦のブランド名が「しぶそば」なのは、
なんとも洒落っ気があるネーミングだと思います。
いつもなら「かき揚げ天」といきたいところですが、
小遣いは自分で稼げとの家訓で、小6から中学生にかけて、
朝刊配達のアルバイトをしていました。
配達が終わると腹ペコなので、ついつい小遣いで駅の立ち食いそば店に寄り道したものです。
お決まりは、揚げ玉と青ネギを山盛りにした「たぬきそば」、
そして、バイト料をもらったときに「ちくわ天そば」を奮発したものです。
朝から「かき揚げ天」では、揚げ油が合わずに胃もたれするといけないので、
無難に「ちくわ天」となった次第です。
今どきのあざみ野駅「しぶそば」は、立つことなく、
着席のみで、案外のんびりとくつろげました。
また、半地下というところも、隠れ家的でGOODです。
そのためかどうか女性客も多いなぁ!と感心しました。
昔のイメージでいるとまったく違うのには驚きです。
あの懐かしい立って食べる駅蕎麦は、かろうじてJRにまだ生き残っているような気がします。
JR横須賀線で通勤していたころ、
いつも同じ時間に同じ車両に乗り込むサラリーマンがいて、
大船駅でホームに降りると、駅蕎麦スタンドでかけそばをひと息に食べたあと、
ワンカップ大関をググッと飲み干し、
「チクショー」と叫びながら、ガラスの空きカップを線路に投げつけ、
間をおかずホームに入ってきた東海道線の車両に乗り換えるのでした。
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