料理番組や料理本で困るのが「香辛料 少々」の文字。
代用できるものを明示していてくれると助かるのですが、「少々」は料理のアクセントとして無くてはならないものが多いようです。
コショウやショウガはいろいろなものに利用されて重宝するものの、一度ピクルスづくりにフェンネルシードを購入して、結局それっきりになりました。
冷蔵庫のポケットに貯まっていく調味料や、調理台の上の賞味期限も忘れてしまった香辛料の瓶が、さすがに邪魔になってくると処分するしかありません。
そこで「シード・種」らしきものは、生ごみとして捨てずに、庭にササッサと振りまいてみました。
すると、生えてきたものは2種類。
唐辛子とフェンネル(花:見出し写真)です。
フェンネルは、ウイキョウ(茴香)ともいって、健胃,鎮痛効果があり、食欲減退、腹痛、下腹部痛、神経質で胃痛や胸やけなどの症状に用いられる漢方薬とし利用されています。
「気」の巡りをよくし、利尿、発汗作用によるむくみ防止、ダイエット効果が期待できるハーブでもあり、母乳の出を良くするともいわれているようです。
梅雨が明けると、実が膨らみ始め、そして枯れて乾燥していきます。
どの時点で収穫すればよいのか見極めどころがわかりません。
かなりの量の枝を切り取ったつもりでも、種だけにしてみると一握り程度にしかすぎないので、何かに利用しようとお考えなら瓶詰めを買った方が面倒が省けます。
ちなみに、一度種をまいて育ててみようとお考えなら、フェンネルは移植を嫌うようですし、思いのほか大きくなるので、広めの日当たりのよい場所を選んで種まきしてください。
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