散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

若気の至りが過ぎてメタボでも、世遊びは辞められない。

名建築で昼食を!「横浜開港資料館」

2020年11月10日 | ☆グルめぐる横浜

BSテレ東ドラマ「名建築で昼食を!」は、ヒロインが横浜に住んでいる(ここをクリック!)にもかかわらず、東京にある名建築物を見て、ランチするお話でした。
ヒロインは池田エライザさんだけに、東京よりも横浜が似合うと思うし、ぜひ横浜を舞台に続編を撮って欲しいなと思いつつ、無理は承知で勝手にロケハンしてみることにしました。
横浜といえば「開港」、開港といえば「ペリー来航・日米和親条約」と連想ゲームのように言葉が紡がれていきます。
なので、米国全権・ペリー提督が上陸し、日米和親条約を締結した場所として史跡となっている開港広場公園の隣りに建つ横浜開港資料館から始めてみましょう。
横浜開港資料館の喫茶室「Au jardin de Perry(オージャルダンドゥペリー)」は、アメリカではなく、なぜかフランス語で店名が表示されています。
訳は「ペリーの庭で」という意味で、天気が良い日にはオープンカフェでお茶が楽しめます。

旧英国総領事館だった横浜開港資料館旧館とともに、その門番所(守衛所)で長い歴史ある建物です。
関東大震災で倒壊後、昭和6年(1931)に再建され、横浜市指定文化財、経産省近代化産業遺産となっています。
旧館建物の解説は、はまれぽ(ここをクリック!)に簡潔によくまとめられているので、ここでは省略。
開港広場側のテーブルに座ると、こんな景色が望めます。

さて、メニューは、
キッシュロレーヌ(税込825円)に、コーヒー(プラス275円)を付けたものが下写真です。

ほかには、クロックムッシュ、ジャンボンフロマージュ、スーププレート、パンペルデュの4種で、いずれも税込825円に、本日のごはんプレート 税込880円です。
もちろん、スイーツメニューやビール、ワインも提供しています。
「おすすめは?」と聞いてみるとはっきり答えてくれません。
こういうときはメニューの定番、一番最初に記載されているもの「キッシュロレーヌ」になりました。
この日は、10月31日で日本大通りでイベントを開催していたこともあり忙しそうでした。

展示と収蔵庫を兼ねる新館の設計は、岡山県倉敷市のアイビースクエアや倉敷市庁舎などの設計を手がけた建築家・浦辺鎮太郎氏です。

日本大通りや本町通りの歴史的建造物の街並み景観、みなとみらい地区に代表される横浜市の都市デザインは、大原総一郎・倉敷レイヨン社長が構想し、推しすすめた倉敷のまちづくりに着想を得たものといわれています。
その大原社長のもとで様々な設計に携わったのが浦辺鎮太郎氏(ここをクリック!)なのです。
横浜には、同氏設計の代表的建物があと2館ありますが、それはまた。

ところで、酔華さんのブログ(ここをクリック!)によると、この喫茶室が閉鎖されてしまうようです。
*****
いつのころからかわかりませんが「市民」ではなく「市」にとって必要という理屈で政策がなされるようになりました。
そう聞くとピンとくるアレとかコレが思い当たるのではないでしょうか?
小さなころに患った小児マヒで歩行が不自由にもかかわらず、ステッキをついてブラリと現れては「みなさん元気でがんばっていますね」と声をかけた市長がいました。
政策決定をするのに、区なら500~1000人規模、市なら1万人集会を催して、満員の群衆の中、賛否の討論をしていた姿を何度も見かけたものです。
それを目の当たりにしていただけに、今の市民の中に現市長を知っている人はどれだけいるのでしょう?
情報文化センターのレストランも閉店。

山下公園のコンビニ売店も閉店。

そして、横浜開港資料館の喫茶室も閉店。
横浜が好きな市長なら、ブラリと現れて、なんで閉まってるの?と市民目線で対策を考えたと思います。
まして、横浜繁栄の礎となった歴史的場所ならなおさらといえますね。


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