マスコミでは、この秋から冬への感染拡大の波を「第3波」と呼んでいます。
何が1波で、何が2波なのか、自粛という表現で判断を個人任せにしている日本の感染症対策ながら、おとなしい日本人気質なのか、自粛警察の監視が厳しいせいなのか、外出自粛といえば「ステイホーム」するし、経済優先といえば「ゴーツー」してしまいます。
大切な情報は知らされないまま、漠然とした不安を抱えながらも、結局、政府の指示に従っているような気がします。
ところで、人間は忘れやすいもので、最初のニュース(ここをクリック!)がいつ流れたのか、今は昔といった感じで、4月ごろ外出自粛が叫ばれ、6月ごろには解除になり、でも異常な気温上昇と台風襲来で7、8月はどこにも行かず、またイベントも縮小どころか軒並み中止だったなぁ・・・としか断片的にしか覚えていません。
そういえば、マスクはもちろん、ホットケーキをはじめとする「粉もの」も、いろいろなものが店頭から姿を消しましたっけ。
ステイホームで、ウツな人が増えたのと同時に、アルコール依存の人も増えたといいます。
ステイホームで不健康な人が増え、ゴーツーで感染する人が増え、景気の減速で解雇される人が増え、不安の増幅で自殺者が増える・・・第1波はゴールデンウィーク、第2波は夏休み、第3波は年末年始。
しかし、この負のスパイラルは1年周期でいえば、2年目が大きなピークを迎え、3年目に収束する気配を見せながら、インフルエンザと同様に「罹れば仕様がない」という慣れとともに生活サイクルの一部に組み込まれていくと考えています。
高齢者の交通事故死亡率と新型コロナ罹患死亡率とを比較して考えてみると、日本の場合、交通事故死の方が高いのではないでしょうか?
だからといって、交通事故死を避けるためにステイホームする高齢者がどれだけいるのでしょう?
「まさか自分が・・・」と思いながら日々暮らすこと。
ゴーツーは「赤信号、みんなで渡れば怖くない」ということかもしれませんね。
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