日本の猫(ネコ)は、海と切っても切れない関係性があるといわれています。
野生から人間の生活に入り込んで、イエネコ(家猫)という一大勢力を形成しました。
人間と同居することで、ネコの天敵から身を守り、
毒虫やネズミなど病原菌を媒介する小動物などを捕獲する仕事ぶりに、
人間から日々の糧を得るという術を身につけた訳です。
そして島国・日本のイエネコらしく、魚が好物とされています。
この前、テレビで、国によってネコの好物が違うと解説していました。
おこぼれをもらう関係から、棲みついた家の人たちの食生活によって好物が決まるようです。
それで、漁を終えて不用となった魚が安易に手に入るため、
漁師の住むまちには、やたらネコが多いということになります。
ここ鶴見区生麦も、漁師のまちだったところです。
土の中からゴロゴロと貝殻が出てくるほど、剥き貝で有名なまちです。
まだその名残を留める店も並んでいます。
その信仰を集めた場所・生麦水神宮に行ってみると、
居た、居た。
数匹のネコが微妙な距離感を保ちながら、じっとしていました。
水神宮の石碑前にいたネコ
見出し写真のネコは、賽銭箱を守っています。
本殿脇にも、にらみをきかせたネコがいました。
そうして見ると、狛犬がネコに見えてきます。
吽形の狛犬は、カラフルな毬を持っていました。
賽銭箱には寄進した魚河岸のマークがあり、宮のしるしはミツウロコですので、
あえて花柄にしたのは何か意味があるのかなぁ?
田舎の祖母が、ネコの餌に肉、特に鶏肉を入れることを禁じていました。
「飼っているニワトリや、子牛にちょっかいを出さないように」ということでした。
なので、たいがいは、出汁をとった鰹節か煮干しを混ぜたご飯を与えていたのを覚えています。
小鳥に襲い掛かっているのをよく見かけますが、
キャットフードに鶏肉が入っているからなんでしょうか?
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