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「お客様ご紹介キャンペーンしてます」
テレ朝の堂真理子アナウンサーを少々大柄にした感じの子がレジをしながら、お釣りとともに、ご紹介カードを手渡す。
「もし、ブログしてたら、うちの店PRしてください」
J-popシンガーのaiko似の子が椅子に座ったお客さんの髪を洗いながら声をかけた。
「どうせなら、スタッフが美男美女と書いてくださいね」
福山雅治を短髪にして小ぶりにしたような若いマスターがいう。
「ははは、いつもいろいろ言ってすみませんね」
細いベッコウ縁の眼鏡をかけた黒木瞳=マスターの奥さんがドアの閉まり際に謝った。
振り向くと、ドアの外で、女子アナが手を振って見送ってくれている。
我が家の近くに床屋が、3軒あった。
1軒は、昔からの店構えで、4畳半ほどの広さに手動の椅子が一つ。天井も低く、無精ひげを生やした小さなおじさんがやっていたが、道路拡張で店をたたんだ。
もう1軒は、パンチパーマが流行っていた頃、パーマがうまいとの評判で、いかにもそれ系という人たちがやってきて繁盛していた。その合間をぬって、散髪にいったが、パーマをしない客は薄利と思ってか、カットもひげそりもそこそこでムラがあり、カミさんが「うまくない」というので行くのをやめた。
そしてもう1軒は、夫婦2人でやっている店で、カットも丁寧で、ひげそりもこれでもかというぐらいそり上げる。おまけに1人仕上げるのに1時間、場合によっては気づくと2時間かかることもあった。気づくと2時間というのは、お客さんが気持ちよく寝てしまうと、起こさないようにゆっくりと仕上げるからだ。聞けば、2人の息子も独り立ちしたし、夫婦2人が食べていければいい、長年来てくれるお客さんを大事にしたいから手抜きはできないという。
しつこいぐらい髪を切りそろえるのと、痛くてたまに血が出るほどヒゲを剃るのと、寝たら起こさないように気を配るというのは、昔、流し(親方といわれる人の元で、あちこちの店を紹介され、実地に修行を積むこと)をしていたときに、固定のお客さんを持つと指名料が店から出るので、どんな風に仕上げるとお客さんに喜んでもらえるのか工夫した結果なのだそう。
そのため、何度深い眠りに落ちたことか、たまに自分のイビキで起きたら、笑いながら「じゃ、そろそろヒゲ剃りしますよ」といわれて恐縮したことがある。
気に入っていたその店も旦那さんがヘビースモーカーだったのが原因で、喘息をこじらせ、店を息子に譲り引退。一緒に仕事をしたことがない息子さんは、お客が1人減り、2人減りする理由がわからないまま、ついに店を閉めてしまった。
そこで見つけたのが、西友阿久和店前にある「ヘアーズ 旬」というお店。
飛び込みでいったところ、ちょっと漫画でも読んで待っていてくださいといわれ、結局、散髪してもらった。
それにしても、女性のお客さんが多いので不思議に思っていたら、美容院も兼ねていて、専門のスタッフもいるほかに、理容院の長所、カミソリをしてもらってサッパリして帰るのが受けているらしい。
1000円のカットハウスで散髪をしたこともあるけれど、1000円ならこんなもんだよ、というぞんざいな刈り具合なため数日でボサボサな髪になるのでやめた。
今どき3400円は高いと感じるかもしれないが、サッパリ感を考えれば相応の対価。あと、思いっきり寝かせてくれたら最高なんだけど。
このブログをご覧の皆さん。「メタ坊のブログを見て来ました」といえば、初回20%引きになります。
美男美女のスタッフを見に行ってください。
基本は予約制。電話番号をここにのせるとイタズラがあるので、それはご自分でご確認を。
駐車場は1台。ただ、買い物のついでなら、西友の大きな駐車場を利用する裏技もあります。
あちら方面に仕事を作って、そのついでに寄るというのがいいかな。
>「メタ坊のブログを見て来ました」といえば、初回20%引き
書き込みをしてきたら、さらに10%引きになるとかは…ないよね
もちろん、カット料込みと別料金追加4コース。
カルテみたいなものに個人データなどを記入すれば、いろいろサービスがあるかも。
そうしたら、このブログを見て、利用した方がいらっしゃるということを聞きました。
1日に、160人前後の方がご覧になる弱小ブログですが、眠い目をこすりつつ、書き込みしていてよかったと思います。
またのご来店をお待ちしています。