横浜中華街も最近は、いわゆる「バイキング」式の食べ放題の店が乱立してきました。
その一方、席数の少ない小さなお店では、商売が難しくなり、
肉まんや焼き小籠包などのテイクアウト(食べ歩き)専門の店や、
占いや、なんだかわからないグッズの店などに業態が変わったりしています。
ランチどきにバイキングするなら「酔龍(ここをクリック)」と、
メタ坊は、よく利用したものです。
聞くところによれば、「大珍楼」はオーダー式バイキングの先駆け的お店のようです。
たくさんある「オーダー式」食べ放題の店も、
1回目オーダーしたものが卓に並んだあと、
追加注文をするとなかなか料理が出てこないとか、
そもそも、スタッフが少ないために、
呼んでも無視してオーダーを取りに来ない、日本語がわからないなど、
あの手この手でタイムアウトさせるお店があると聞いています。
ということで、暑気払いを兼ねて、大珍楼を予約しました。
大人1人 税別 2,380円
入り口の扉を進むと、左手にフロント、正面には皇帝椅子が鎮座しています。
さて、大珍楼のホームページ(ここをクリック)を確かめると、
これまでの2時間制を平日は3時間制に変更。
ただし、席についてから、スタートとなるものの、
予約開始時間は厳格なようで、
2時間なら1時間40分、3時間なら2時間30分がオーダー可能時間。
そのため、
出席者はできるだけ遅刻しないこと、
「最初に何を頼むかは、来店までに決めておく」ことが、
大珍楼攻略の第一歩のようです。
念のため、店からパンフレットを持ってきて、チェックしてみました。
前菜・焼き物、野菜、宮廷料理、海鮮、焼きそば・汁そば、
牛肉・鶏肉、豚肉・豆腐、飯類・ビーフン、飲茶点心、デザート、スープ・お粥。
このグループ訳で、116種類の品目が並んでいます。
それぞれの料理には、注文番号があり、
皿単位(1皿2~3人前)か、個数で注文するものに分かれます。
「番号で注文すれば、安全確実、料理出しもスムーズ!」
「2皿、3皿なら、それぞれ4人~8人前の分量として想定」
「大皿は予約人数分単位で提供が基本、足らないときは追加注文」
「2~4人卓、5~7人は円卓、8人以上は空き具合にるが、早目の予約がベター」
など、確認すると親切に教えてくれました。
これだけのラインナップでも、眺めていると時間がかかります。
個数注文が必要なもの(本来、ラインマーカーはありません)は、
注意が必要なのですが、あせっていると見落としがちです。
また、品名を見ても想像できるものできないものがあり、
中華料理が身近なハマっ子ならともかく、
地方から来られた方は想像もできず、
結局、地元の中華料理店で食べたことのあるものしか、
オーダーできなかったということもあるでしょう。
それでは、頼んだ料理を記録しましたので、
これを参考にして、ぜひ、大珍楼でオーダー式バイキングを楽しんでください。
ただし、オーダーしたものは、時間が少々ずれるものの、
デザートだろうが前菜だろうが、
満漢全席の如く、どんどんテーブルに運ばれてきます。
テーブルに注文用のメモがありますが、
あらかじめ、オーダーのメモを数枚に分けて作っておくと便利です。
8人(女4+男4)で、長テーブル1卓を囲んで、さあ始まり始まり・・・。
まずは順当に、前菜「2201 クラゲの冷菜」2皿分
次に、
だれだ?これ頼んだの!と物議をかもした「2503 大根餅(個数注文)」。
こんなの最初に食べたら、すぐお腹いっぱいになっちゃうからね。
「2706 牛バラ肉の柔らか醤油煮」2皿分
「2608 エビの玉子炒め」2皿分
「2603 名物・黒酢豚」2皿分
「2202 エビのマヨネーズ和え」2皿分
「2713 カニ爪揚げ(個数注文)」
「2301 蟹卵入りフカヒレスープ」8人前
「2502 ハルマキ(個数注文)」
「2403 エビ入り蒸しクレープ(個数注文)」
「2401 ショウロンポウ(個数注文)」
「2402 エビ蒸し餃子」1皿分
「2409 フカヒレ蒸し餃子」1皿分
「2412 チャーシューまんじゅう(個数注文)」
「2615 鶏肉とカシューナッツ炒め」2皿分
「2506 広東式焼き餃子」2皿分
1回目のオーダーはここまで、みなさんの腹具合を聞いて、2回目に突入。
オーダーしてから料理が出てくるスピードは、写真の順番どおりです。
「2702 麻婆豆腐」1皿分
「2601 チンジャオロース」1皿分
「2611 白身魚と野菜の炒め」1皿分
「2703 エビのチリソース」1皿分
「2505 イカの宮廷炒め」2皿分
「2408 干し貝柱入り豚シュウマイ」1皿分
「2405 椎茸のエビすり身のせ」1皿分
「2406 ニラ蒸し餃子」1皿分
「2410 スペアリブの黒豆ソース」1皿分
この間、「2501 北京ダック(個数注文)」を2回頼みましたが、
みな食べるのに忙しく、撮影するのを忘れました。
ここからは、ラストオーダー(3回目)で注文したものです。
「2903 プリンタルト(個数注文)」
「2901 マンゴープリン(個数注文)」
「2901 タピオカ入りココナッツミルク」8人前を分けたもの。
「2902 ゴマ団子(個数注文)」
「2803 干し貝柱入りお粥」1皿分
「2206 アヒルの窯焼き」1皿分
「2208 ピータン」1皿分
「2701 名物・五目あんかけおこげ」1皿分
熱々、欠け欠けの土鍋の中のおこげに、
ジュワ~~~ッと、五目のあんがかけられます。
季節限定メニューの「スイカのアンニンドウフ」がなかったので、
普通の「2904 アンニンドウフ」8人前を分けました。
そして、〆の「2908 桃まんじゅう(個数注文)」
ざっと見た感じでは、それほどではなさそうですが、
参加者みな満腹になりました。
どれも、美味しかったです。
以前、お土産で買った店頭のゴマ団子に比べて、
オーダー式バイキングに出てきた団子は想像以上に大きかったのが印象的でした。
この中で、メタ坊おすすめのビールに合うベスト3品は、
2603・2604・2615
です。ぜひ、お試しあれ!
(店内)
大珍楼の面白いところは、
清朝の宮廷衣裳を借りて、皇帝椅子に座り記念撮影できること。
入るときには「コスプレするの恥ずかしい」などといっていましたが、
帰り際には、みな着込んで「ハイ!ポーズ」となりました。
今度、行くときには、全品1品ずつオーダーしてみたいと思いますが、
いったい何人でテーブルを囲めば、丁度よい具合になるのでしょうか?
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