バラの歴史は古く、古代バビロニアの叙事詩や、日本の万葉集にも描かれているといいます。
鑑賞用や香料の原料として、野生種の野バラが栽培され、品種改良が繰り返されて現在に至ります。
メタ坊も実際、鉢植えでバラを育てていますが、病害虫に弱く、きれいに咲かせるには施肥や剪定など、思いのほか手間暇がかかるので、面倒くさがり屋の方にはお勧めできません。
ここ、花菜ガーデンには、約 1,050品種・2,000株のバラが植えられているそうです。
施設のエントランス(見出し写真)から左手にバラ園へと向かいます。
バラ園までの通路には、鉢植えのバラが並べてあります。
バラ園には「薔薇の轍(ばらのわだち)」という名称が付けられています。
野生のバラからオールド・ローズ、モダン・ローズと品種改良の歴史に沿って植えられているのが特徴です。
そのため、バラ園に入ると「全然咲いていないじゃないの?」という声が聞こえます。
それもそのはず、バラはもともと春・5月ごろに咲く一季咲きの花でした。
それが品種改良されて、今のように四季咲き(春~秋)に咲くようになりました。
その歴史的過程をなぞるかのように植栽されていると知れば、進んでいくにつれて、だんだん花数が増えてくるのも、うなづけます。
バラといえば、メタ坊世代は、高島屋やタカナシ乳業、横浜市のシンボルマークに描かれているような、花弁が尖ったイメージを持っています。
しかし、育種家と言われる人にしてみれば、今までにないバラをつくることに情熱を注いでいることの結果で、秋にも咲いて、花も大きく、香りも強くなど、素人目で見れば、赤、白、黄、紫とか、尖っているの丸いのといった程度で見ていると思うと、ちょっと申し訳ない気もします。
風が吹いていたので、風のないときに来ると、きっといい香りがするんでしょうね。
春、バラが一斉に咲き揃う5月は「ピークシーズン」ということで、入園料も大人税込 900円になります。
そういう意味では、レギュラーシーズン価格の10・11月は、秋バラが楽しめるのでお得です。
「きれいな(美しい)花(女性)にはトゲがある」と、ことわざがあるように、この”花”はバラに由来していることがわかります。
それにしても、こんなにトゲのあるバラは、なかなか近寄り難いオーラを感じますね。
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