<あらすじ>
作家を目指す若き青年ロリー(ブラッドリー・クーパー)は、なかなか芽が出ないでいた。妻のドラ(ゾーイ・サルダナ)は、そんな夫の才能を信じ、彼を支えていた。二人は新婚旅行先のパリで骨董屋に入り、中古の皮製バッグを見つける。それを気に入ったロリーは妻にプレゼントされる。そしてある時、そのバッグの中の隠しポケットに一束の原稿を見つけるが、その原稿は誰もが唸るほどの素晴らしい恋愛小説だった。ロリーは罪悪感を抱きながらも、その原稿を自分のものとして出版する。そう、絶対にしてはならない盗作だ。すると瞬く間にベストセラーとなり、ロリーは金と名声を得る。作家としての評価もうなぎ上りになったころ、1人の老人(ジェレミー・アイアンズ)がロリーを訪ねてくる。そして老人は、「あの原稿を執筆したのは私だ」と告げる。ここからロリーの苦悩が始まる・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0140.gif)
地味な映画ですが、ぐぐっと引き込まれてしまいます。この素晴らしい恋愛小説の主人公である老人が体験した激動のロマンスはとてもグッド!そして盗作をしてしまったロリーの後悔と、ロリーによって日の目を見た老人の生き様(小説)が絡み合って面白い。ロリーは自身の結末をどう描くのか・・・
『世界にひとつのプレイブック』で主演男優賞にノミネートされたブラッドレイ・クーパーの名演が光ります。