勇者の大局観

ヘボ投資とつれづれなる日々・・・
(投資に関する投稿は私感に基くものです)

ウィンドウズXPの2014年問題と消費税増税。

2013年08月27日 | Weblog
「WindowsXP」のサポートが2014年4月で終了する事を知らない個人の方は結構いるのではないだろうか。特に自宅にノートパソコンを置き、Eメールやフェイスブック・ネットショッピング等を日々楽しんでいるライトな女性ネットユーザーなどにこの事を知らない人は多いように思う。

まず、「2014年問題」ってなに?
と言う事だが、これは天下のマイクロソフトがWindowsXPのサポートを来年4月で終了するって事なのです。

「え?どういうこと?」
どういうことかと言うと・・・まず、(WindowsビスタやWindows7やWindows8を使ってる人は対象ではなく)現在WindowsXPで動いているパソコンを使っている人が対象となります。

WindowsXPの開発者であるマイクロソフトは世界中からWindowsXPの弱点を突いて悪さをしかけてくる輩と日々戦い、弱点が見つかると我々のパソコンを裏方で直してくれているのです。ところが来年4月のサポート終了後はこの裏方作業をしなくなるのでパソコン自体が危険に晒される事となります。

「そうは言ってもセキュリティーソフト入れてるし大丈夫よ~」
そうとは言えませんよ。下記はウイルスバスターのトレンドマイクロが出しているコメントです。
↓↓↓
Windows XP に対応しているウイルスバスターの操作に関しては、製品サポートが続く限り対応します。しかし、トラブルについては OS に起因する技術的問題が発生した場合、調査および解決することができない状況になる可能性があります。そのため、Windows OS のアップグレードやコンピュータ製品の買い替えをご検討ください。

まぁ、OSをWindows7やWindows8にするしかないですね。しかし問題は個人ではなく企業(特に中小企業)です。日本企業の4割はまだXPを使っており、その膨大な数の企業が来年4月迄にパソコンを買い替えなければなりません。買い替えで済むならまだいいけど、私の会社のようにオリジナルソフトを使って業務をしている会社はソフトの開発から始めないといけないので、とんでもないコストがかかります。おまけに同じ時期に控えている消費税増税が問題です。資金にそんなに余裕のない中小企業にとってシステム変更における出費はかなりの痛手、結構なボディーブローである。そこへもってきて消費税増税で景気が沈滞すると最悪資金ショートしたりする会社も出てくるのではないでしょうかね~。
政治家連中にはこんな現実的な事情はわからないでしょうが・・・

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