勇者の大局観

ヘボ投資とつれづれなる日々・・・
(投資に関する投稿は私感に基くものです)

映画『トランセンデンス』を観た。

2015年01月03日 | 映画
「トランセンデンス」、超越と言う意味ですがコンピュータの人工知能が人間を超越してしまったなら・・・というある意味かなり怖い内容になっています。かと言ってサスペンス的ではありません。スリラーの要素はあるかなぁ 我々人間には「2045年問題」が迫っていますので笑ってやり過ごせる状況ではない事をひしひしと感じることが出来れば、この映画に引き込まれる事請け合いです。

物語は・・・
完成に近づいた人工知能(AI)の開発研究は、AIに危険を感じ過激にそれを阻止しようとする過激派グループ(RIFT)によって妨害されて行く。科学者ウィル(ジョニー・デップ)はAI分野での第一人者だった。妻エヴリン(レベッカ・ホール)の助けも有り、順調に研究は進んでいたがある日、過激派グループの手によってウィルは余命40~50日の身にされてしまう。そしてウィルとエブリンはウィルの頭脳と意識を世界最高コンピュータ頭脳(PINN)へとアップロードすることを決断。結果ウィルはPINNの中で生き続けることに・・・

こんな映画、大好きです!SFの形にもいろいろありますが、この映画の根底には「愛」が流れていて凄く人間的。どちらかと言うとヒューマンドラマ的な要素の方が大きいと言えるでしょうね。この世界を変えてしまう出来事はそもそもエヴリンに対するウィルの小さな愛から起こったというところも非常に面白い。
そして本編に何回か出てくるフレーズ「人は理解できないものを恐れる」という言葉が観ている者を考えさせてくれます。これは「戦争と平和」を描き出す言葉でもあると思いました。敵を理解しようとせず恐れるだけではやがて戦争が始まりますものね。そして映画の結末も「これでいい」と・・・

さて、「2045年問題」については調べてもらえれば解りますが既にアメリカでは真剣に議論・研究されています。(日本ではまだまだのようですが) マイクロソフトがWindowsXPのサポートを終わらせた時に「当分、XPパソコンを使い続けます」と言っていた役所があるくらいですから日本の能天気さがわかるかと思います。

最後に・・・この映画の挿入歌『GENESIS』、凄くいいですね~
「どこまでも越えていきたい、君と一緒に」
「借りてる時間は金庫にしまっておけない」
というフレーズ、いいです! 
エンドロールの最後まで観て下さいね
↓↓↓↓
Jorma Kaukonen - Genesis - Live at Fur Peace Ranch

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする