夏の憂鬱

とうとう、年に一度の憂鬱期が来た。

稲による花粉症だ。

世の中のほとんどの人がひどい花粉症になるのは春先、ヒノキや杉の花粉によるものだが、私は春の花粉症は子供の頃に比べて随分と緩和され、今ではよっぽどお天気がよく風の強い日でない限り発症しない。
みんながマスクして苦しんでいる間、私は快適に過ごしているのだ。

先日からくしゃみが出たり鼻の調子がよくなくて風邪でも引いたかと思ったのだが、熱もないし、車で街中の方へ出かければ全く症状がない。
夜も全ての窓を閉めて除湿機を稼動させているので快適で、薬を飲もうという気にならない。

今日は、特に鼻水とくしゃみがひどく、家の中の埃が原因かと思い掃除もしたが解決せず。
空気の入れ替えが一番大きいリビングに居ると、その症状がひどい。
部屋から外を見回してみると、風が吹き込んでる方角に田んぼがあるのだ。
ここら辺の稲は早く収穫できるようで、もう稲穂が垂れているものもあるのだから、花が咲いて花粉を飛ばしていてもおかしくない。

今ひどい状態と言うことは、後2週間もすれば花粉の時期は終わるので、それまでの我慢なんだけど。。。

子供のときから、実家の裏は田んぼ・父方の祖父母の家は田んぼがどこまでも広がる田舎・嫁いだ先の祖父母の家も田んぼの中という状況で、今住んでいる場所も田んぼと畑が多い場所なのに。。。
一生、稲の花粉に悩まされるのかと思うと、ぞっとする。

とか言いつつ、毎年の同じ時期が来るまで、この辛さは忘れてしまってるんだけど（笑）

ついでに、田んぼに撒く農薬のにおいがすると吐き気がするのは私だけ？
今まで住んでた所では、農薬を撒くときは、風向きを考え届きそうな所には「農薬撒くから窓閉めて洗濯物を直して」と声掛けがあったのだけど、ここではそういうのはお構いナシのようだ。
私達は、よそ者でアパート暮らしなので、地主さんたちにとっては「知ったこっちゃない」ということだろうか。
地域による習慣の違いがあって、色々と住む場所が変わる者にとっては、住みにくい場所もあるものだと思った今日この頃。