石兎の風流日誌

日常に考えた事を俳句・短歌で綴る。

オリンピック・・・

2010-02-21 00:28:20 | 日記
 2010年冬季オリンピックの前半が過ぎた・・・

 服装問題で物議をかもしたスノーボード・ハーフパイプの国母和宏選手は、結局メダルを手にする事は出来なかった。
 まあ、しかし、それも無理も無い事だ。ただでさえ、プレッシャーが掛かるオリンピックで、試合直前にあんな騒動を引き起こしたのでは、プレッシャーも倍加したはずだ。メダルが取れるような最高の演技が出来るはずが無い。結果は、予測出来た。

 私の物言いも、結果が出てから付けているので、一寸卑怯だとは思うが。(ハハハ)しかし、これだけは言える。自ら、トラブルを求めるような行為をする人間は、賢い人間ではない。

 何はともあれ、競技の終わった選手の皆さんご苦労様でしたと言いたい。貴方は頑張ったんだ。果敢にチャレンジする精神が素晴らしのだ。後半の競技に参加する選手にもエールを贈りたい・・・


   =  平 凡  =

  オキナワの浮かれた生意気な若者達。
  バイクに跨り夜の国道を爆進する。
  説教は、無用。
  命は、俺のものだ、か。
  成る程、平凡な人生は、退屈で長い。
  命を掛けて、非日常を体験するのは、快感に違いない。
  死んで、元々。
  惜しい命じゃない、か。
                               石   兎

二月・・・

2010-02-20 16:06:56 | 日記
 この寒さが、沖縄の方言で言う所のワカリビィ~サ(別れの寒さ=春前の最後の寒さ)で有ればいいのにと、私は思っていたら、今日の天気・・・久々の晴れだ。

 プロ野球に余り関心の無い私でも、流石に、今年の沖縄の二月の天気は晴れの日が少な過ぎ、申し訳ないと思わざるを得えない。(あ、決して私はキャンプ関係者では無い。利害も何も無いのだが・・・わざわざ田舎の県に来てくれる皆々に、どうよ沖縄って言いたいだけなんだ)せめて、二月の最後の一週間だけでも、晴天の暖かい日が続いて呉れないものか。

 この二月は、個人的にも悲しい事が有ったので、どうしても、青空の暖かい日差しが欲しいんだ・・・


  『 夢破る 弟死すの 浅き春 』

  『 悲しみの 果ては何やら 木瓜の花 』             石   兎

悲報

2010-02-17 01:44:59 | 日記
 先週、異郷から、悲しい通知が届いた・・・

 仕事の無い貧しい県の宿命かと泪が溢れた。

 予測されている今週末の寒さは、体にも心にも応えそうだ。

 ああ、在りし日の面影が思い出とともに次々に蘇る。



  『 黄昏に 目に飛び込むや 白躑躅 』

  『 早春 弟黄泉へ 旅立ちぬ 』

  『 弟の 早すぎる死や 浅き春 』             石    兎

正夢・・・嘘だろう!

2010-02-13 01:05:59 | 日記
 昨夜の夢の事だが・・・私は、或男に頭の天辺が禿げているとからかわれて、殴り合いの喧嘩になってしまった。無論、自分の夢の中の事だから、喧嘩に難無く勝って、溜飲が下がった所で目が覚めた。

 私は、寝床の中で、(ああ、夢だったか。助かった)と思ったが、矢張り、右手を頭の天辺に遣ってしまった。

 ああ・・・いや、全く恐ろしい夢で有った。


   =  ドン・ぺリョンで  =

  寒々とした青空の真昼。
  私は、ドン・ぺリョンで、トワルコ・トラジャを飲む。
  彼奴(アイツ)は、馬鹿な奴だと、心の中で罵倒しながら、トラジャを啜ると。
  軒下に吊るされた籠の中の原色のオウムが気に障る。
  畜生、目立ちやがって。


  『 雨上がり 寒排桜の 咲く庭に  鳩が来て鳴く 日溜りの中 』         石     兎

野良猫・・・

2010-02-11 23:02:02 | 日記
 庭に居着いていた、メスの野良猫が、姿を消した・・・

 リティーと名前も付けて、朝夕食事を与えて、可愛がっていたのに。リティーは何処へ行ってしまったのか。

 しかし、野良猫は、偉い。どんなに好い条件(食事がもらえる)の場所でも、敢然と見捨てて出て行く。


   =  春  雷  =

  夢を見ていました。
  貴方の夢を見ていました。
  忘れた積もりでいました。
  目覚めて、私は、泣きました。
  三月の末の春雷の轟く夜明け前でした。



   =  荒  野  =

  真夜中、風が吹く、唸りを上げて、風が吹く。
  こんな夜に、眠らずに朝を待つ私は、
  奇跡を夢見る哀れなドン・キホーテ。
  ロシナンテよ。
  今、暫し、私の重みに耐えて呉れ。
  荒野も、孰れ尽きるだろう。

                          石   兎