『隠蔽捜査』でおなじみ竜崎伸也が大森署を去った後、新署長となった藍本小百合の活躍を描くのが本作『署長シンドローム』です。
藍本小百合は、誰もが見とれてしまうような美貌の持ち主で、ほんわりとした口調と笑顔で謎の説得力を発揮する面白いキャラです。
美貌とほわっとした口調に隠れがちですが、実は楽観的なばかりでなく、物事の本質を鋭く見抜き、要所を抑えて、お偉いさんも含めた周囲の人たちを正しい方向へ導くやり手です。
彼女のせいで、大森署は何かとお偉いさんの視察を受けることになり(彼女に会いに来る口実)、竜崎署長時代とは違う日常が繰り広げられます。
署長のキャラの違いで、だいぶ違うストーリー展開になっていますが、普通に面白い今野小説でした。
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