三上俊樹日本画の絵具棚

アトリエからの発信・・

白サイ

2018-03-08 | Diary
スキャナーで取り込んだ古いネガから・・

その頃・・白サイを何枚も描いていた。

デッサンを繰り返した後、油性の粘土で必ず立体を作った。

ちょっとわかりづらいが・・白い円柱に乗っているのはサイの頭部。

体や足の立体も別に作った上でいろいろな方向から眺めて体形を確かめた。

膠の湯煎用の片手鍋があったり、かごがあったり、雑然としている。



それから・・



本紙の雲肌麻紙に直にデッサンした上に骨描き。

この上に彩色するやり方の制作方法で一時、大下図は作らなかった時期のもの。

ここから制作が始まり・・



終了した50号の作品。

残念ながら、カラー写真が残っていない。

この作品はその頃隔年で開催された東京セントラル美術館での・・・

コンクール展・・「日本画大賞展」に出品した。

本紙へのデッサン、骨描きに比べてだいぶ絵が変わった。